野球部コーチの暴力問題について記者会見する済美高の野沢善浩校長=16日午前、松山市
共同通信社

 高校野球の強豪、済美高(松山市)は16日、1~2月に野球部員の男子生徒に殴るなどの暴力を加えたとして、男性コーチ(29)を謹慎処分にしたと明らかにした。同校は部員間のいじめで、8月まで1年間の対外試合禁止中だった。

 野沢善浩校長は記者会見で「絶対にあってはならないこと。度重なる不祥事で誠に申し訳ない」と謝罪。暴力行為の詳細については、愛媛県高校野球連盟に正式に報告しておらず「話せない」とした。

 同校によると、1月中旬と2月上旬の練習中にコーチが部員の1年男子生徒をバットで複数回殴打。生徒はストレス性障害などと診断された、との訴えが保護者からあったという。