『HUNTER×HUNTER』で一番万能な念能力TOP5 ―1位は「緋の眼」を持つ、彼の能力…! | ニコニコニュース

『HUNTER×HUNTER』(冨樫義博/集英社)
ダ・ヴィンチニュース

『幽☆遊☆白書』で知られる冨樫義博氏が描く、『HUNTER×HUNTER』。主人公・ゴン=フリークスが、父親の影を追って「ハンター」となり、謎に満ちた冒険を繰り広げる物語だ。本作の魅力は、なんといってもハンターたちが扱う「念能力」。そこで今回は、「一番万能な念能力」はどれか、アンケートを実施! 一風変わった能力が揃うなか、王座に君臨したものとは…?

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【調査対象:全国の40歳未満の男女230名 2015年6月実施】

1位:絶対時間(エンペラータイム)

首位に選出されたのは、クルタ族の生き残りであるクラピカが扱う「絶対時間」。これは、クラピカの感情が昂った際に発動される念能力で、通常は得手不得手がある念能力全系統の力を100%発揮できるというもの。それにより、普段扱っている「念能力を具現化した鎖」の威力も驚異的なまでに上昇し、何者も彼を止められなくなる。そして、「絶対時間」発動中にのみ使用可能な「律する小指の鎖(ジャッジメントチェーン)」という能力は、対象者の心臓に鎖を巻きつけ、特定のルールを破った場合、即死させるという恐ろしいもの。ただし、「絶対時間」を発動すると、非常に体力を消耗してしまう。それゆえに、ここ一番のときに使いたい秘密兵器である。

2位:盗賊の極意(スキルハンター)

クラピカの絶対時間とTOPを争ったのは、「盗賊の極意」。残虐の限りを尽くす盗賊集団「幻影旅団」を率いる、団長・クロロ=ルシルフルが有する念能力だ。彼が扱うこの力は、他者の念能力を盗み、自分のものとして使えるようになるという、なんとも卑怯なもの。いかにも盗賊団を率いる彼らしい能力だ。しかしながら、盗むためには複雑な手順をクリアする必要がある、盗んだ能力を同時に2つ以上発動できない、盗んだ相手が死亡するとその能力も消失してしまうなど、いろいろと制限が課せられている。扱うためには、相当な慣れが必要だろう。そうなると、自分次第でいつでも発動できるクラピカの能力の方が上、という結果にも頷ける。

3位:ジャジャン拳

ここにきてランクインしたのが、本作の主人公・ゴンの念能力「ジャジャン拳」だ。この能力は、素直で真っ直ぐな彼らしい、非常にストレートなもの。その名称から想像がつく通り、「じゃんけん」をモチーフにしており、「最初はグー」の掛け声の後に、グー・チー・パーの3種類の技を繰り出す。グーは圧倒的な威力を誇る右ストレートパンチ、チーは刃物状に変化させたオーラによって対象を切断、パーは広げた手のひらからオーラの塊を放出と、いずれも至極シンプルだが、非常に破壊力があり、子どもっぽいとバカにはできない能力だ。ちなみに、弱点は、「最初はグー」の構えから技を発動するまでの隙が大きいこと。

4位:伸縮自在の愛(バンジーガム)

4位に登場したのは、本作随一の戦闘狂・ヒソカが持つ、「伸縮自在の愛」。オーラをガムとゴム両方の特性を持つものへと変化させるものである。これ自体に攻撃力はないが、汎用性はバツグン。武器や目隠しなどを接着し、自在に操ることもできる。これにより、戦闘の展開は読めないものになり、ヒソカの一人天下になるシーンも多い。また、ヒソカが持つもうひとつの能力が「薄っぺらな嘘(ドッキリテクスチャー)」。これは、オーラをあらゆる質感へと変質させ、さまざまな物体の“表面”を再現するというもの。この能力については6位にランクイン。ランキング上位の能力をふたつ有するヒソカは、やはり驚異的な存在だ。

5位:電撃

ゴンの無二の親友であり、暗殺者一家出身のキルア=ゾルディックが扱う「電撃」が5位にランクイン。その名の通り、自らのオーラを電気に変えて操る能力で、高圧電流並みの電撃を対象者に食らわすことが可能である。また対外的に威力を発揮するだけでなく、自身の末梢神経に電気を流し込み、超高速で動き回ることもできる。ある意味で、攻守ともにすぐれた能力と言えるだろう。ちなみに、電撃の使用回数や威力は、スタンガンなどによって“充電”した電気量に応じて変わるそう。普通ならば考えられない充電方法だが、幼少期から暗殺者としての訓練を受けてきた彼からすると、別にたいしたことはないようだ…。

そのほか目立ったのは、ネオン=ノストラードの「天使の自動書記(ラブリーゴーストライター)」。これは自動書記による“4行詩”というカタチで、未来を予知するという念能力。数多ある戦闘系の能力のなかで、唯一ランクインした非戦闘型の能力だ。やはり、未来予知というものは、絶対的な強さを持つと言えるだろう。

 ほかでは見られない能力が並び、トリッキーなバトルが持ち味の本作。今後、どのような念能力がぼくらを驚かせてくれるのか、非常に楽しみだ!

文=前田レゴ