まるで魔法みたい!...な、テクノロジー!
まだWifiはいつでもどこでも使えるわけではないし、Bluetoothのようなワイヤレスなコミュニケーションプロトコルはバッテリーの寿命次第。それなら、LEDは...?
ディズニーの研究者が発見したのは、デバイス同士が話せる方法。魔法の杖を振るとドレスが光ったり、ランプの下で眠っていたおもちゃの車が、おはようと言わんばかりに光りに反応して目を覚ましたり...。
とっても夢溢れるディズニーの魔法。その正体は、いわばモールス信号のようなイメージ。
真っ暗な夜の海でも2つの船がコミュニケーションできるのと同様に、人間の目で確認できないほどの物凄いスピードでLEDが点滅することによって、2つのデバイス同士でヒミツの会話ができちゃうのです。
ディズニーの研究者たちは、こうしたLEDによって生成された光をVisible Light Communication(直訳すると、目に見える光のコミュニケーション)と呼んでいるのだそう。
現時点ではディズニーの小さなおもちゃ中心のようですが、その技術は堂々たるものです。
LEDといえば白熱灯や蛍光灯とは異なり、明るさを細かくコントロールできるのが特徴。素早い速さでオン/オフすることだって可能です。さらに凄いのは、フォトダイオードのように効果的に光を検知できること。光センサーのように反応するので様々なことに活用できるようです。
みるみる安価で定番になってきているLED。ディズニーによるVisible Light Communicationの技術は、他のワイヤレスコミュニケーションよりも実装しやすいのかもしれません。
小さなおもちゃに限らず、街中を歩くにつれて、光と散歩したり、音楽のリズムと光りを融合させたり...オトナたちも楽しめそうですよね。というかオトナたちにも楽しませてちょうだい!
source: Disney Research
Andrew Liszewski - Gizmodo US[原文]
(Rina Fukazu)