スマートフォンなどで自分を撮影する「自撮り棒(セルフィースティック)」の使用を禁止する動きが広がっている。撮影中に周囲の人にぶつかるなどマナーの悪さが問題視され、テーマパークやイベントなどで規制する動きがでている。
こうした流れは鉄道業界にも押し寄せていて、JR西日本は4月に、北陸新幹線の金沢や富山など5駅のホームで使用禁止に踏み切った。また、9月19日からはJR西日本管内全ての駅での使用を禁止するとした。「『自撮り棒』を伸ばして使用されることにより、周りのお客さまのご迷惑になるだけでなく、列車との接触や架線に近づくことによる感電などの危険性があるため、ホームでの使用を一律禁止とさせていただく」(同社)とし、今後は駅構内でのポスター、駅や車内のディスプレイにおける動画放映、駅での注意喚起放送などで告知していくという。
また駅構内で「『長く伸ばした棒』を使用することは危険である」という認識から、釣り竿、スキー板、弓などを高く掲げる行為も禁止する。