生後1カ月の長女に暴行し頭に骨折などの傷害を負わせたとして、大阪府警捜査1課は16日、殺人未遂の疑いで、母親の無職稲村亜紀容疑者(34)=大阪市東住吉区杭全=を逮捕した。長女は心停止の状態で病院へ搬送され、一命を取り留めたが、現在も意識は戻っていない。

 逮捕容疑は昨年11月10日~12月18日ごろ、自宅マンションで長女に暴行を加え、硬膜下血腫や頭蓋骨骨折を負わせた疑い。

 捜査1課によると、「部屋で一緒にいた長男がやったとしか言いようがない」と容疑を否認している。長女の頭部には複数回の打撃を受けてできたとみられる骨折があった。