トロント映画祭が上映作品を変更

トロント映画祭事務局が、18日に上映される予定だった『London Fields』を急遽キャンセルすると発表した。同作品のマシュー・カレン監督がプロデューサーを訴訟したことを受けてのもの。

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事務局は「私たちは、この映画祭を通じて、一般の人々にクリエイティブな表現を見ていただく機会にしたいと、努力してきました。しかし、18日に上映予定の作品をめぐり、クリエイティブなビジョンが揺らいでいる今、ラインナップからはずすのが適切だと判断しました」と声明を発表している。

カレンは、プロデューサーたちが、カレンの同意を得ずに映画を変えたと主張している。ほかに、正当なギャラの支払いを拒否されたとも訴えている。

『London Fields』には、アンバー・ハード、ビリー・ボブ・ソーントン、ジェイソン・アイザックスらが出演する。この報道が出る1日前に、アメリカの配給が決まっている。

文:猿渡由紀