[TGS 2015]「鉄拳プロジェクト×サマーレッスン スペシャルステージ」をレポート。デモが披露された「リアルタイムモーションキャプチャー」は本当にすごい技術だった
4Gamer
東京ゲームショウ2015のビジネスデイ初日となる2015年9月17日,ステージイベント「鉄拳プロジェクト×サマーレッスン スペシャルステージ すごい技術もお見せしちゃいます!」がバンダイナムコエンターテインメントブースで開催された。
このステージでは,2014年12月にシリーズ20周年を迎えた鉄拳シリーズの近況報告および,Project MorpheusあらためPlayStation VR向けの技術デモ「サマーレッスン 」の“すごい技術”こと「リアルタイムモーションキャプチャー」がお披露目された。
本稿では,バンダイナムコエンターテイメントの原田勝弘氏やタレントの佐野ひなこさんらが出演したステージ,およびイベント終了後の合同インタビューの模様をレポートしよう。 ステージに登壇したのは,鉄拳プロジェクト代表を務める原田勝弘氏,「サマーレッスン」開発ディレクターの玉置 絢氏,そして“「鉄拳」20周年記念応援マネージャー”の佐野ひなこさんだ。
最初は,2014年12月に行われたファン感謝祭 や,佐野さんがラッキークロエのコスプレ姿を披露した「鉄拳」20周年応援マネージャーの就任発表会 など,20周年を迎えた「鉄拳」シリーズで行われた催しの振り返りが行われた。 なお9月26日からは,「鉄拳7」の公式大会「THE KING OF IRON FIST TOURNAMENT 2015 」の構成大会「OSAKA CHALLENGE」「TOKYO CHALLENGE」が順次開催される(※受付はすでに終了)。11月21日開催のJAPAN ROUNDについては,近日中にエントリー受付を開始するとのこと。“鉄拳界で一番強い奴”が決定するGRAND FINALは,12月12日の開催予定だ。 続いては,佐野さんが「サマーレッスン」の黒髪バージョン と金髪バージョン を体験した模様を撮影したビデオが上映された。
佐野さんは,「女の子の家に行ったような気持ち!」「はい,いいえを聞かれていないところでも,思わず頷いたりしちゃう!」と,興奮した面持ちで体験した感想を述べていた。
玉置氏は,言葉で伝えるのは難しいので,実際に遊んでもらうのが一番良いと述べ,Playstationブースに「サマーレッスン」が試遊出展されているので,可能であればぜひ体験してほしいとコメントしていた。ムービー(※4Gamerへジャンプします)
そして,お待ちかねの“すごい技術”が披露された。注目してほしいのはステージ上のスクリーンで,2014年版の「サマーレッスン」に登場した女の子が登場したのだ。
これだけ読むと,AR(拡張現実)と大差ないと思うかもしれないが,実はこれ,あらかじめ決められた動きをしているのではなく,モーションキャプチャーを担当する“中の人”が,リアルタイムで遠隔地から操作しているのだという。 原田氏はこの技術を「リアルタイムモーションキャプチャー」と呼んでいたが,スクリーンだけ見てれば,まるでそこにいるかのような生き生きとした反応を見せていたのが驚きだ。今後,「サマーレッスン」で培われた技術がさらに飛躍して広まってほしい,そんな期待を持たせるステージだった。 最後に,イベント終了後に行われた,原田氏と佐野さんのメディア合同インタビューの模様を紹介して,本稿の締めとしよう。
――今回のイベントの感想をお願いします。
佐野さん:
「サマーレッスン」は本当にすごいなと思ったのですが,イベントだけでは皆さんにあの楽しさを伝えきれていないので,もっと多くの人に楽しんでもらえたらいいなと思いました。――やっぱり,実際に体験するとすごさが違いますか?
佐野さん:
アリソン(※金髪の女性キャラクター)が顔を近付けてくる仕草がすごくリアルで,まるで目の前にいるような気がして,ドキっとしました。顔などの雰囲気も,実際にいてもおかしくない超絶に可愛い子でしたね。――実在のアイドルと比べて,どっちが可愛いと思いますか?
佐野さん:
圧倒的にアリソンのほうが可愛いですね。もしこれが一般的になってしまったら,私達の出番がなくなってしまいそうです(笑)。――「サマーレッスン」のプレイ中,相手の声などに思わず返事をしてしまうとのことでしたが。
佐野さん:
現実で人から話しかけられたら,相手がどの方向や場所にいるか分かりますよね。「サマーレッスン」では,後ろのほうから声が聞こえて振り返ると女の子がいるので,思わず話しかけてしまったりしました。 自分は英語の家庭教師という設定なんですけど,女の子が英語をたどたどしく喋る様子を見て,思わず教えたくなる感じがしましたね。――原田さんにお聞きしますが,佐野さんバージョンの「サマーレッスン」を作るようなことはありませんか?
原田氏:
ゲームに登場するキャラクターって,プロポーションを良く見せるために,顔を小さめに作っているんです。でも,そうやって作られたキャラクターよりも,佐野さんのほうがプロポーションがいいという反応が多くて。僕も「そうだよな」って思いました(笑)。 そういう意味では,佐野さんのプロポーションは申し分ないし,作りやすいかなと思います。ラッキークロエバージョンの佐野さんを作って,ボイスやAIもきちんと設定して,佐野さんと共演するのも面白そうですね。――逆に,「サマーレッスン」のキャラクターを鉄拳シリーズに登場させたりできませんか?
原田氏:
ある意味「一般人VS.格闘家」なので,面白いかもしれませんね(笑)。――佐野さんは女性として,男性バージョンの「サマーレッスン」をプレイしてみたいと思いますか?
佐野さん:
今回体験したのは2人とも女性だったので,「男性バージョンは作らないんですか?」って尋ねてしまいました(笑)。ぜひ作ってほしいですね。原田氏:
一応,アリソン版の最後に僕も出てるんですけど……。実は,男性バージョンの要望はかなりいただいています。機会があれば考えてみたいですね。――ぜひ体験してみたいので,前向きに検討してもらえると嬉しいです。本日はありがとうございました。
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