18日の日経平均株価は前日比362円06銭安の1万8070円21銭と4営業日ぶりに反落して取引を終えた。米国株の下落や円の上昇が嫌気され、利益確定売りが先行。日経平均は下げ幅を一時360円超に拡大した。上海総合指数は底堅く推移したものの、ドル・円の戻りは鈍く、国内では大型連休を控えることもあって積極的な動きはみられず、安値圏で停滞した。
個別では、外資系証券による投資判断の引き下げが観測されたジャパンディスプレイ(JDI) <6740> が下落。台風被害による保険金支払いの増加が懸念されて損保ジャパン日本興亜ホールディングス(損保JPNK) <8630> なども売りに押された。15年12月期利益予想を下方修正したアシックス <7936> も安い。前日に急伸したネオス <3627> などの下げもきつかった。
半面、第1四半期で営業益47.3%増のクスリのアオキ <3398> は会が先行した。16年3月期の配当予想を上方修正したスターティア <3393> も堅調。国内証券による強気リポートが観測された西日本鉄道 <9031> も物色された。(編集担当:宮川子平)