「東京ゲームショウのMad Catzイコール格闘ゲーム」という理解の読者も多いだろうが,Mad Catz Interactive(以下,Mad Catz)は,出展のたびに,複数の周辺機器を展示している。今年の注目株は,国内初披露となるゲーマー向けマウス「R.A.T. PRO S」と,ワイヤレスヘッドセット「F.R.E.Q.9 Wireless Surround Headset for PC, Consoles and Mobile」(以下,F.R.E.Q. 9)だ。本稿では,これら2製品を中心に,Mad Catzブースで見つけた新製品をレポートしてみたい。
■カスタマイズを追求したマウス「R.A.T. PRO X」の廉価版たるR.A.T. PRO Sが国内初公開
R.A.T. PRO Sとは何かを説明するには,初めに「R.A.T. PRO X」というマウスについて,簡単に説明しておく必要がある。
ちなみに,R.A.T. PRO Xの正式な国内発売日や価格は,まだ未定とのことだが,Mad Catzの日本法人であるマッドキャッツの担当者によると,TGS 2015における同社の物販ブースでは,モニター価格2万6800円(税込)で限定販売を行っているとのことだ。販売数はごく少量とのことなので,いち早く手に入れたいという人は,物販ブースに足を運んでみるといいだろう。
さて,本題のR.A.T. PRO Sだが,簡単にいえば,R.A.T. PRO Xの下位モデル,廉価版である。外見や基本的なスペックはR.A.T. PRO Xに準じているが,外装パーツやセンサーの交換はできない。ちなみに搭載するセンサーは,トラッキング解像度5000DPIの光学センサーであるとのこと。おそらく,R.A.T. PRO Xでも採用されているPixArt Imaging製の「PMW3310DH」と思われる。
R.A.T. PRO Sの国内発売時期や価格は未定とのこと。R.A.T. PRO Xはモニター価格の時点で恐ろしいほど高価なので,R.A.T. PRO Xは気になるが,いくら何でも高すぎるというような人の受け皿としてR.A.T. PRO Sは用意されるのだろう。
■バーチャルサラウンド対応のワイヤレスヘッドセット F.R.E.Q. 9
続いては,ワイヤレスヘッドセットのF.R.E.Q. 9である。
ヘッドフォン部は2chステレオ仕様。ただし,音響技術専門のデンマーク企業であるAM3D A/Sによるサラウンドサウンド技術「AM3D Surround Sound」に対応しており,バーチャルサラウンドサウンドを利用できるという。
そのほかにも,いくつか面白い製品が展示されていたので,ざっくりと写真で紹介しておこう。
―――――――――――――――――――――――――――――
―――――――――――――――――――――――――――――