5年に一度実施される国勢調査がスタート。今年は、初めて全世帯を対象にインターネット回答を実施しており、ネットでの回答期間は9月10日から20日までとなっている。ツイッター上には、実際にネットで回答したという人からの報告が続々とあがっているところだが、困惑する声も散見される。
その困惑のひとつは、「名前の入力欄」に関するものだ。ツイッターには、
「国勢調査をインターネット対応しました。名前入力欄でいきなり『入力禁止文字を入力しないでください』の注意MS。戸籍上の正式な漢字なのに腹が立ちました。クレジット会社等は環境依存文字とか優しい言葉なのに。流石お上、見下した言葉、別の言い方があるだろ。ゴメンなさい、愚痴で」(原文ママ)
など、名前が旧字体などのためか、入力できなかったという人が続出。国勢調査での名前入力は、あくまでも調査漏れや重複調査を防ぐために必要な項目であり、集計対象ではない。そのため名前は漢字ではなく、“読み”でもいいのかもしれないが、自分の名前が「入力禁止文字」として弾かれるのは、あまり気分の良いものではないだろう。
また、「性別」選択欄に「男・女」しかないことから、
「国勢調査、ネット回答したんだけど、初っ端から性別が男女しかなくて激しく萎えた」
という声もあがっている。
インターネット回答をするためのIDとパスワードの書かれた調査票が、封をされずに集合住宅のポストに入れられていたことでも物議を醸した今年の国勢調査。9月15日24時時点ですでに1000万以上の世帯がネット回答しており、回答しやすくなったのは間違いないが、課題も見つかってきたようだ。
※当記事は2015年09月16日に掲載されたものであり、掲載内容はその時点の情報です。時間の経過と共に情報が変化していることもあります。