菅義偉官房長官は18日の記者会見で、安全保障関連法案に対する国民の理解が十分に広がっていない現状に関し「国会審議でできるだけ丁寧に説明したが、レッテルを貼られた部分があった。法案が成立した暁には、国民に誤解されないよう説明したい」と述べた。

 与党が17日の参院平和安全法制特別委員会で採決を強行したことについては「10党のうち(野党を含む)5党が法案に賛成しており、強行採決でないことは明々白々だ」と反論。その上で「一部野党が物理的に審議を妨害したのは極めて残念だ。結果として17日の(採決強行などの)事態の引き金になった」との認識を示した。