洋服屋さんに行くと、お決まりのように店員さんが近づいてきてセールストークが始まります。こんな流れが嫌で、ついファストファッションばかりになってしまっているという人もいるのではないでしょうか。洋服屋さんでのコミュニケーションについて、社会人の女性に聞いてみました。
Q.洋服のお店に行ったとき、店員さんのほうから積極的に接客をしてきてもらいたいですか?
「接客してほしい」8.9%
「接客されたくない」91.1%
実に9割以上の女性が、積極的な接客をよく思っていないという結果になりました。それぞれの理由を見てみましょう。
【「接客してほしい」と回答した女性の意見】
・「服のアピールポイントやコーデを教えてもらいたい」(31歳/情報・IT/事務系専門職)
・「もともと、自分で服をあまり買いに行かないので、コーディネートを教わりたい」(33歳/その他/その他)
親身になってコーディネートのアドバイスをしてくれる店員さんは好印象のよう。せっかく買うならプロの意見を参考にしたコーディネートで上手に着こなしたいという女性もいるようです。
【「接客されたくない」と回答した女性の意見】
・「欲しくなくても洋服を買わなきゃいけないプレッシャーになるから」(28歳/その他/その他)
・「とりあえず手に取っただけの服でも、ガンガンすすめてくるので」(22歳/ホテル・旅行・アミューズメント/販売職・サービス系)
店員さんの接客を躊躇してしまう一番の理由がこれかもしれません。自分はそれほどいいと思っていなくても、必死にすすめてくる姿に購入を断れなくなるという人もいるでしょう。
・「自分でほしいものを選んでいるから邪魔されたくない。用があれば自分から声をかけるので」(28歳/運輸・倉庫/販売職・サービス系)
・「じっくり自分のペースで選びたいのに、絡まれたら邪魔」(22歳/金属・鉄鋼・化学/技術職)
お店に入った瞬間から声をかけられると、全体を見て回る前におすすめの服を選ばざるを得なくなることも。悩むのも服選びの楽しみなのに、それを奪われるのはいい気分ではないですね。
・「いらないアドバイスをさせるより、聞きたいときに聞きたいことだけ教えてほしいから」(28歳/金融・証券/営業職)
・「誰にでも同じようにしているセールストークを聞いても仕方ないので」(31歳/医療・福祉/専門職)
商品のおすすめポイントが必ずしも自分のニーズと一致するかと言うとそうではありません。「そうですね」としか返答できないセールストークには疲れてしまいます。親身でないアドバイスは要らないという人は多いようです。
実は多くの女性が話しかけられたくないというのに、話しかけてくる店員さんが多いのはやはりノルマや売上の条件があるからでしょうか……。ですが、必要なときに必要なアドバイスをしてくれる店員さんは頼りにもなりますし、また行こうという気持ちにさせてくれます。洋服屋さんという販売業はとても奥が深い世界ですね。
(ファナティック)
※画像は本文と関係ありません
※『マイナビウーマン』にて2015年9月にWebアンケート。有効回答数237件(22歳~34歳の働く女性)