2015年9月17日から9月20日まで千葉県・幕張メッセにて開催されている「東京ゲームショウ2015」(以下,TGS 2015)。会場内のセガゲームスブースでは,スパイク・チュンソフトから12月17日に発売される予定のアクションRPG「イグジストアーカイヴ -The Other Side of the Sky-」(PS4 / PS Vita)の試遊バージョンが出展されていた。本稿では,そのプレイレポートをお届けする。
トライエースが開発を手がける本作は,邪神「ヤマトガ」が引き起こした爆発事故によって命を落とした主人公「九条 遙」ら12人の少年少女が,死後の世界ともいえる惑星「プロトレクサ」で,新たに戦いに身を投じていく姿が描かれる。
TGS 2015の試遊バージョンでは,ダンジョンの探索と戦闘を体験できた。ダンジョンはサイドビューの横スクロールアクションゲーム風になっており,起伏に富んだ地形を「スライディング」や「二段ジャンプ」「バーストジャンプ」といったアクションを駆使して移動していく。
本作は,ダンジョン内にいる敵シンボルに触れると戦闘が始まる,いわゆるシンボルエンカウントシステムを採用している。そして,シンボルを回避する方法も用意されており,その方法の1つであるバーストジャンプがなかなか面白いのだ。
“ジャンプ”という名前が付いているものの,感覚的には短距離飛行に近い。これを使ってシンボルをテンポよく回避していくのが心地よく感じられた。このバーストジャンプ,うまく使うと普通ではたどり着けない場所にも到達できるようだ。
戦闘はターン制になっており,シンプルな操作で派手なコンボを次々と繰り出せるトライエースらしいアクションが特徴だ。本作は,4人のパーティで進行していくのだが,戦闘ではメンバーそれぞれが○×△□のボタンに割り振られており,対応したボタンを押すとそのキャラクターが攻撃するという仕組みになっている。
パーティには,行動力を表す「ACTION」という値が用意されており,メンバーが行動を起こすと,それに応じてACTION値が減少していく。ACTION値を使い切ると敵のターンに移行するのだが,逆にいえばACTION値さえあれば,特定のキャラクターに連続攻撃させたり,メンバー全員に活躍する機会を与えたりといったことも可能なわけだ。
戦闘で面白いのが,パーティメンバーの攻撃をコンボのようにつなげていくことだ。例えば,あるメンバーが敵を攻撃して浮かせた後,別のメンバーで攻撃すればコンボになる。キャラクターは,まるでバトルアニメのように動き,例えば「城玄光秀」だと,宙返りしながら二丁拳銃を乱射するといった感じだ。派手なアクションと共にヒット数がバリバリと増えていくのはとても爽快で,いろいろとコンボを研究してみたいという気分にさせられた。
派手なアクションといえば「デモンズ・グリード」も見逃せない。これは,攻撃を当てると画面左下にあるゲージが蓄積されていき,一定値を越えるとR2ボタンで発動できる必殺技だ。メンバーによってアクションが異なり,主人公の遙の場合,巨大な剣を召喚して敵に叩きつけるという豪快な演出を見ることができた。
敵のターン中にボタンを押すとガードできるというのも面白い。敵がこちらに向かってくる最中に,誰が狙われているかを咄嗟に判断し,対応したメンバーのボタンを押すとガードができる。ガードにはACTION値を消費するが,成功するとダメージを軽減できるので,シンプルでいてスリリングな駆け引きが楽しめる。
試遊バージョンといえど,アクション性のあるRPG作りに定評のあるトライエースが開発している作品だけあり,派手な戦闘が簡単操作で楽しめた。もう少しいろいろと試してみたかったのだが,あえなく時間切れとなってしまった。
会場では,本作のプロデューサーである,スパイク・チュンソフトの斎藤祐一郎氏にお話をうかがうこともできたので,最後にその模様もお届けしよう。
4Gamer:
斎藤祐一郎氏(以下,斎藤氏):
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斎藤氏:
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斎藤氏:
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リンク:「イグジストアーカイヴ -The Other Side of the Sky-」公式サイト
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