モーターヘッド、新世代です。あ、FSS方面のMHではなく。
犬や猫を飼っていると悩まされがちなのが抜け毛の処理。気がつくと部屋中のあちこちで毛が舞う始末。フローリングだけなら今までの掃除機でもなんとかなりますが、じゅうたんの毛とがっぷり4つに組んだペットの毛はそう簡単に取り除けません。
この問題を解決するのが「Dyson V6 Animalpro」。ダイソンのコードレススティック型掃除機に仲間入りした、ダイレクトドライブクリーナーヘッドつきの新モデルです。このモデルの発表会が代官山のThe TENTで開催されたので行ってきました。猫2匹と一緒に住まう人間として、Dyson V6 Animalproはすんごく気になっているんですよね。
The TENTは犬とともに過ごすライフスタイル提案を行っているセレクトショップ。グランピング(グラマラス×キャンピング)をテーマに、わんこのトリミングをお願いできるほか、アウトドアグッズ、アパレルなどを扱っています。
毛の生え変わりの季節は、ぜんぶあわせるとスーパーの袋いっぱいの毛がとれるわんこ。快適な住空間、そしてわんこのマッサージ目的でも2~3日に一度のブラッシングというケアが欠かせないとのこと。
それでも抜け落ちる毛の数々。そこでダイソンはスタンダードモデルのDC62と比較して75%のパワーアップを果たしたダイレクトドライブクリーナーヘッドが付属するDyson V6 Animalproをリリースします。
モーター部分は他のV6シリーズと同じ。ただしモーターヘッドへの電力供給を20%アップしながらもバッテリーの駆動時間はモーター駆動ヘッド使用時が17分から16分になった程度で収まっています。お話によると電力供給のアルゴリズムが変わったそうで、うまく最適化されている雰囲気。ただし、モーターヘッドへの電力供給量が違うため、従来のダイソンのコードレス掃除機にDyson V6 Animalproのダイレクトドライブクリーナーヘッドをつけても、最効率ではお掃除してくれないとか。ざんねん。というかこれを買うしか。
そしてダイソンの発表会でおなじみ、他社モデルとの比較実験も。
カーペット上の米粉はDyson V6 Animalproも他社モデルも綺麗に吸い取りましたが、毛に見立てた綿の掃除力はDyson V6 Animalproの勝利。大きく重いゴミも巻き込んで吸い取れるようになったDyson V6 Fluffy系と、カーペットの掃除力を高めたDyson V6 Animalproという2台が、今後のコードレス掃除機市場を席巻しそうな勢いです。
なおDC62に付属していたカーボンファイバーブラシ搭載モーターヘッドと比べると口の大きさが段違い。ブラシの密度も低くなり、大きなローラーを高速で回して空気の流入速度を高めているように思えました。
もちろんその他のヘッドも多数付属。同様に多くのヘッドがつくDyson V6 Fluffyproと同価格なDyson V6 Animalpro。これ、もしかしたら最強のライバルが同じメーカーの中で生まれてしまったのかも?
source: ダイソン
(武者良太)