ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジアは,東京ゲームショウ2015のビジネスデイ初日となる2015年9月17日,Media Moleculeの新作タイトル「Tearaway PlayStation 4」のクローズドメディアセッションを実施した。
本作は,「リトルビッグプラネット」で知られるイギリスのインディーズスタジオ Media Moleculeが手掛けるアドベンチャーゲームだ。すべてが紙で作られた独特なビジュアルや,PS Vitaの機能をフルに活用したアクション要素などが大きな特徴の「Tearaway 〜はがれた世界の大冒険〜」を,PS4向けにリメイクしたものとなる。
セッションには,本作のディレクターを務めたMedia Moleculeのレックス・クラウル氏や,同じく本作のプロデューサーであるミシェル・ダッカー氏が登場。本作のゲームコンセプトや新要素などを,実機プレイを交えて解説してくれた。
リンク:「Tearaway PlayStation 4」公式サイト
解説役を務めたのは,ディレクターのクラウル氏。まずは,前作から続く「Tearaway」シリーズのコンセプトと,PS4版の新要素を紹介してくれた。
クラウル氏はまず,シリーズのコンセプトが「プラットフォームの機能をすべて活かしたゲーム体験の提供」であると説明。さらに「掲げたコンセプトは,今作でもPlayStation 4というプラットフォームに合わせた形で提供します。もちろん,ただ機能を使うだけでなく,それが楽しい体験に結びつくように」と,本作がPS Vita版からの“ベタ移植”ではないことを強調した。
本作の新要素として挙げられたのは「マップの拡張」「ストーリーの拡張」「映像表現の進化」「PS4の機能を活用したゲームシステム」という4つのポイントだ。
クラウル氏によると,とくに注力したのは「PS4の機能を活用したゲームシステム」の部分で,DUALSHOCK 4独自の機能を用いたさまざまなアクションが用意されているとのこと。
解説の最後には,本作の制作にあたって使用されたという内部ツールもお披露目された。本作の世界はすべて紙で構成されており,ゲーム内に登場するものはすべて実際に紙で作れるので,ゲームを遊んで気に入ったキャラクターを,自分で作ってみるのも面白いかもしれない。
ひと通りの解説が終わったあとは,実機プレイによる紹介も行われた。ゲームプレイを担当したのは,本作のプロデューサーであるミシェル・ダッカー氏だ。
実機プレイでは,タッチパッドに指をすべらせることで画面に風を吹かせる機能や,キャラクターやアイテムをコントローラの中に閉じ込めて画面の中に投げ込む機能,ライトバーを画面に向けてゲーム内を照らす機能など,さまざまな新要素を見ることができた。
さらにステージ中には,PlayStation CameraやPlayStation App(iOS / Android)で写真を取り込み,それをゲーム内に反映させられる場面も。既報のとおり,ゲーム内の映像はGIF形式で保存し,それらをシェアすることも可能なので,ユニークなゲーム画面を共有して楽しむこともできそうだ。
セッションの最後に,今回の解説を担当したクラウル氏への合同インタビューも行われたので,以下にその模様を掲載して本稿の締めくくりとしたい。
■Media Molecule レックス・クラウル氏「Tearaway PlayStation 4」合同インタビュー
――前作のシナリオは3部構成でしたが,本作ではそうした構成に変化はありましたか?
レックス・クラウル氏(以下,クラウル氏):
――プラットフォームが変化したことで,とくに大きく変わった部分は何ですか?
クラウル氏:
――前作のエンディングは,非常に衝撃的で話題を呼びました。そちらに関しては,何か違いはありますか?
クラウル氏:
――ゲームを遊んでいる様子を見ると,いろいろなコントローラの持ち方をしていました。操作方法によって,適切な持ち方や,その指示などはあるのですか?
クラウル氏:
――とくに気に入っているギミックや,ゲーム中の場面はありますか?
クラウル氏:
――本作の海外版は「Tearaway Unfolded」というタイトルになっています。「Unfolded」というサブタイトルは,どういった意図で付けられたのですか?
クラウル氏:
――最後に,日本のファンに向けてメッセージをお願いします。
クラウル氏:
リンク:「Tearaway PlayStation 4」公式サイト
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