9月18日(金)夜9時から放送される「岩合光昭和の世界ネコ歩き」(NHK BSプレミアム)ではマルタ島のネコが登場する。周囲を地中海で囲まれたマルタに、人口の倍にあたる約80万匹ものネコが生息。
【写真を見る】マルタ島の温暖な気候の中で暮らすネコたちに密着!
日の出前から午前中の涼しい時間に動き回り、午後はじっとして、また夕方に活動するという暮らしをしているマルタのネコたちを、住民はいつも温かく見守っている。
今回そんなマルタのネコたちの愛らしい姿を岩合氏と共に追いかけるスタッフたち。彼らに印象に残っているネコたちを挙げてもらい、その理由を語ってもらった。
●地中海の夕焼けと大きなネコ、ボウヤ
選んだ理由…地中海をオレンジ色に染める夕日の海岸で、岩合さん好みの顔も体も大きな立派なオスネコに出会いました。岩合さんもボウヤと呼んで撮影を楽しんでいます。
のしのし歩く姿がユニークでしたが、ジャンプをすると案外身軽です。空中で揺れるお肉も愛おしい。
ネコの身体能力にはいつも驚かされます。赤く輝く海を背にマルタの一日の終わりをボウヤと過ごしました。
●首都バレッタのマーシャ
選出理由…バレッタ市街のペットショップで暮らす三毛ネコのマーシャは、店の開店と同時ににぎやかな通りのいつもの場所に出掛けます。その場所に着くと通りかかる人々が次から次へとマーシャの前においしそうなエサを置いていきます。まるでコース料理が運ばれてくるように。この日の朝食は5人がエサやミルクを置いていきました。
おいしいエサをえり好みしておなかいっぱいになるころにペットショップのご主人が迎えに来ます。マーシャはご近所の人気者でちゃっかり者です(笑)。
●地中海の海辺で暮らすネコたち
選出理由…地中海に浮かぶ小さな島国のマルタでは、自由に生きるネコと人間の距離が近い。
カラフルな漁船が帰ってくる早朝の港には、ネコたちが柔らかな朝日を浴びながら漁師たちがくれる小魚を待っています。日中は強い日差しを避けてお昼寝してばかりで、活動的になるのは涼しい朝と夕方だけ。魚釣りを楽しむ人の傍らでも行儀よくおすそ分けを待っていました。釣りが終わると家にまでついて行ってお昼寝の時間。
穏やかな海辺で優しい人々にかわいがられて暮らすネコたちは飼いネコとかノラネコとかの境界線がないようです。