子供の頃に大ブームとなった『ドラゴンクエスト』が特別な存在だというアラフォー世代も多いだろう。愛知県に住むパート勤務の女性Tさん(35才)の夫(36才)はまさにドラクエドンピシャ世代。いまでもドラクエを楽しんでいるというのだが、Tさんは不満がある様子だ。
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うちのダンナはファミコン時代からのドラクエのファンで、「『ドラクエ8』が3DSで発売されるんだぜ」って話し出したら止まらない。「前に『ドラクエ8』はプレステでクリアしているんだけどさ。3DSのソフトを買ってきたから…」なんて、私にはどうでもいい話。
聞き流していたら、小4の息子とダンナがモメてんのよ。聞けば、息子の3DSを毎日借りて、「返して」って言われても「ちょっと待って! もうちょっと」と言って返さない。
「ぼくがおこづかいと、お年玉を貯めて買ったんだからなッ。お父さんは、ぼくが寝た後と学校に行ってる間だけにして」って、息子に決めつけられたの。
それからよ。ダンナは朝まで目を血走らせて、「パパ、会社の時間だよ」とランドセル背負って学校に行く息子に言われても、「う~ん、どうしようかなぁ。会社、休んじゃおうかな~」とぐずぐず。
たまらず息子に、「パパみたいになっちゃダメ。早く学校に行って」と言っても、「ひっでぇ~」と笑ってゲームをやめないダンナ。
そろそろ夫婦のゲームオーバー予告をしないとね。
※女性セブン2015年10月1日号