現在,千葉・幕張メッセで開催中の東京ゲームショウ2015だが,バンダイナムコエンターテインメントブースには,2015年10月29日の発売が予定されているシリーズ最新作「GOD EATER RESURRECTION」(PlayStation 4/PS Vita)がプレイアブル展示されていた。
リンク:「GOD EATER RESURRECTION」公式サイト
本作は,PSPで発売された初代「GOD EATER」のリメイク版だが,プラットフォームの移行に伴ってグラフィックスが一新されたのはもちろん,各種武器やアイテム,新ゲームシステムなどが多数追加されている。
今回の試遊台は,本作から登場する新要素「プレデタースタイル」を体験できる内容で,ここで,そのプレデタースタイルの紹介や,実際にプレイしてみての感触などをお届けしたい。
プレイヤーが装備する神機(武器)はさまざまだが,すべての神機は「捕喰攻撃」と呼ばれる攻撃方法を持っている。捕食攻撃に成功すると捕食が発生し,プレイヤーの性能が一時的に向上するバースト状態になるなど,さまざまな恩恵が得られる。
本作で追加された「プレデタースタイル」は,そうした捕喰攻撃のアクションを自由にカスタマイズできるシステムだ。前作に比べ,本作はいろいろな方法で捕食を実行できる。
一度に装備できる捕食攻撃のアクションはチャージ,クイック,コンボ,ステップ,エアの5つで,それぞれ捕食攻撃アクションと,発動するためのコマンド入力が異なる。
■プレデタースタイル コマンド&特性一覧
◯クイック:[R]+[△]
◯コンボ:(近接攻撃中に)[R]+[△]
◯ステップ:(ステップ中に)[R]+[△]
◯エア:(空中で)[R]+[△]
さて,実際にゲームを遊んでみよう。試遊台では,プレデタースタイルを体験するための3つのミッションが用意されていた。
もちろん最初から筆者は上級に挑戦……と言いたいところだが,プレデタースタイルの操作を覚えるためにも,まずは初級ミッションから順に挑戦していった。
捕食に関する操作の種類が増えたため,最初の5分ほどはコマンドの種類を把握するのに戸惑ってしまった。しかし,ある程度戦闘を続けると,だんだんと手になじみ,10分ほどした頃には自由に使い分けできるようになった。
プレデタースタイルを活用した捕食攻撃に慣れると,さまざまな場面で積極的に敵を捕食できるようになる。空中からアクロバティックに捕食を成功させてバーストを発動し,一気に追撃を加える爽快感は相当なものだった。
“どこで捕食攻撃を決めるか”だけでなく“どの捕食攻撃が有効か”を考える楽しみ方は,プレデタースタイル独自のものだろう。制御ユニットの効果も考慮に入れれば,プレイヤーごとにいろいろな楽しみを発見できそうだ。
プレデタースタイルのコマンド入力さえ覚えてしまえば,初級と中級のミッションは難なくクリアできた。その勢いを残したまま,続けて上級に挑戦した。
出現する敵は,初代「GOD EATER」でシナリオ的にも強さ的にも,プレイヤーに大きな壁として立ちはだかった「ディアウス・ピター」。その実力は本作でも健在で,範囲を使い分ける放電攻撃や,時折織り交ぜてくる突進攻撃など,凶悪な攻撃パターンを持っている。
放電の攻撃を確実に回避するためには,バーストで機動力を上げておく必要があるのだが,攻撃をヒットさせ続ける方法が少ないため,バースト状態を維持するのが難しい。
しかし,最終的には勝利には至らず,取材時間もタイムアップとなってしまったのだ。もう少し上手にプレデタースタイルを使い分け,ヒットさせられていれば,あるいは勝利できたかもしれない……。いや,この勝負は製品の発売までお預けだ。
今回追加された新要素は,本作のアクションを大きく変えるものになっていた。東京ゲームショウを訪れる予定のある人は,バンダイナムコエンターテインメントブースに足を運んで,このプレデタースタイルを体験してみよう。腕に自身のあるプレイヤーは,ディアウス・ピターの討伐に挑戦してみるのいいだろう。あっさり勝たれてしまうと,筆者の立場がなくなるが。
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