こういうのをぱっと理解してニヤリとできるインテリな大人になりたかったです。
デキるビジネスパーソンがコーヒー片手に読んでそうな経済誌「ファイナンシャル・タイムズ」。404ページが新しくなりましたよ。ちりばめられているのは経済学にちなんだユーモアたち。ページが表示されない理由を経済学の理論にあてはめて説明してます。
たとえば「Efficient Market Hypothesis(効率的市場仮説理論)」では「あなたがページの価値に見合った投資をしていれば、表示されただろう」という理由。「Speculative Bubble(投資バブル)」では「ページが存在することはそもそも不可能なので表示されません。熱狂の渦に巻き込まれてページに投資した人は涙に暮れているでしょう」とのこと。さらに「Socialism(社会主義)」には「あなたが他の人よりも優れたページを手に入れてしまう可能性があります。これは平等ではありません。したがってすべての人に対して平等に404ページが与えられています。」と書かれています。
この新しい404ページは、制作に至るまでもなかなかユニーク。というのも、ユーザーへのアンケートにもとづいてコンセプトを決定してるんです。そもそも、ファイナンシャル・タイムズのサイトでは頻繁に404ページが表示されていたそう(一日に4000件くらい)。そういうことなら404ページを充実させようじゃないか!ということで、「面白い」や「役に立つ」といった異なるコンセプトでページを作成、ページの表示時にユーザーに投票をうながしました。ファイナンシャル・タイムズのブログでは、クイズを出題するものや関連するリンクを表示するものなど。さまざまなコンセプトの404ページをチェックできますよ。
source: FT Labs
Chris Mills - Gizmodo US[原文]
(Haruka Mukai)