東京ゲームショウ2015会場のPerfect Worldブースに,モバイル端末向けアクションRPG「TORCHLIGHT MOBILE」(iOS/Android)がプレイアブル出展されていた。
本作は,PCでハック&スラッシュタイプのアクションRPGとして人気を博した,Runic Gamesの「Torchlight」「Torchlight II」を源流とする作品で,日本国内でのリリースも予定されているとのこと。ブースの担当者に聞いた話なので正式な発表ではないが,うまくいけば2016年6月頃には日本で遊べるようになる見込みだそう。
本稿では,シリーズ初のモバイル端末で遊べるTorchlightがどんなゲームなのか,会場でプレイしたインプレッションを交えて紹介しよう。なお,会場に用意されていた端末はiPadだった。
基本的な操作はバーチャルパッドで行う感じで,画面左側のパッドをスライドさせるとキャラクターが移動し,右側の各種ボタンで攻撃やスキルの発動が行える。
ただ,気になるのがUI周りだ。液晶ディスプレイのサイズが大きいタブレット端末では気にならなくても,スマートフォンではディスプレイのサイズが小さくなり比率も変わるので,UI周りの評価が変わる可能性がある。スマホの試遊機はなく確認はできなかったので,この辺りはうまく調整してくれることに期待したい。
出展バージョンのプレイアブルキャラクターは3種類だったが,担当者によると,リリース後のアップデートで追加されていくそうである。
クエストでは,次々と沸いてくるモンスターを叩き切ってアイテムやゴールドを回収していくという,ハクスラならではの爽快感を思う存分満喫できる。敵のAIもしっかりしている印象で,攻めどきと引きどきを考えないとやられることもある。ステージも,遺跡のような場所から鉄工場のような場所までバリエーションに富んでおり,いろいろと楽しめそうである。
ビジネスデイの取材だったため,プレイ時間に制限をかけられずに思う存分遊ばせてもらったのだが,気がついたら予定時間をオーバーするほどプレイしていて,「TORCHLIGHT MOBILE」が秘めた“中毒性”が垣間見られたという感じだ。現時点でビジネスモデルは不明だが,スタミナなどの制限なく遊べるようなら,かなり時間泥棒なタイトルになりそうだ。
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