●原点となる『龍が如く』をブラッシュアップ
2015年9月17日(木)から9月20日(日)まで、千葉・幕張メッセにて開催中の東京ゲームショウ2015(17日・18日はビジネスデー)。同イベントの3日目となる19日に、セガゲームスのブースで、『龍が如く 極』のステージイベントが開催された。その模様をリポートする。
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2015年9月17日(木)から9月20日(日)まで、千葉・幕張メッセにて開催中の東京ゲームショウ2015(17日・18日はビジネスデー)。同イベントの3日目となる19日に、セガゲームスのブースで、『龍が如く 極』のステージイベントが開催された。同イベントには、開発陣の名越&横山の両氏も登場。多くのファンが詰めかけた、そのイベントの模様をリポートする。
まずステージに飛び出してきたのは、芸人のほたるゲンジだ。『龍が如く』シリーズ通として知られる彼らがMCとなり、ひとしきり客席とのやりとりがあったのち、メインゲストのシリーズ総合監督・名越稔洋氏と、プロデューサーの横山昌義氏が登壇。以降は、ほたるゲンジが聞き役として、イベントが進行する展開となった。 同タイトルは、原点となる『龍が如く』をリメイク、ブラッシュアップした作品。すべてを“極”レベルにしたということで、まずは作品紹介のビデオが流された。ここでまず司会者が振った質問は、10年以上前の作品を、なぜリメイクしようと思ったかだ。
「いい作品ではあったのですが、技術的に劣っていた部分はありました。もしやり直せるなら、とは思ってました」という名越氏。続けて「新しく、ここから『龍が如く』に触れてくれる人もいるかもと思い、やってみることにしました」とも語った。1作目のうっぷんをはらすべく、新要素がふんだんに盛り込まれている仕様になりそうだ。 演者についても、「いま思える最高の形にするのがスジ、ベストだろう」(名越氏)ということで、豪華なラインナップ。新規シナリオもあることで、ボイスは全部取り直しになっているそうだ。ここでは、その一例として、ゲーム中で桐生の舎弟を演じる、杉田智和氏のセリフが流され、来場者が聞き入るシーンもあった。
またミニゲームなど、お楽しみ要素も充実していて、こちらももちろん新規の内容が追加されている。
「舞台は2005年なんですけど、当時の繁華街にあっておかしくない遊びは全部詰め込んだつもりですし、弊社の『ムシキング』をアレンジしたものも入れてます」(横山氏)。●大物アーティストの起用が実現
続いての話題は、大物アーティストとのタイアップについて。まずは、楽曲を提供するB’zの稲葉浩志氏に関して名越氏は、「つねに『龍が如く』は、演者にしても音楽にしても、つぎは誰がいいなというリクエストがあるんですが、稲葉さんはずっとトップランクにいました。スケジュール等も含め、今回は奇跡的にOKとなり、2曲いただくことになっています」とコメント。1曲はもとのテーマ曲のアレンジ版、そしてもう1曲は完全オリジナルの新曲になるようだ。
さらに話は飛び、大物絡みで最新タイトル『龍が如く 6』へとテーマが移った。ここでの“大物”とは、キャラクターとして登場する、ビートたけし氏のことだ。
「ふつうに考えて、キャスティングはまず無理だろうと思っていました」と語る名越氏。ちなみに収録のとき、『たけしの挑戦状』の話で盛り上がったそうで、「真剣にアイデアを出されたお話などを伺って、おもしろかったですよ」とのこと。役柄としての詳細は未定だが、「ちょっと顔を出してます、というレベルじゃない」(名越氏)そうなので、活躍に期待できそうだ。 最後は横山氏が、『龍が如く 極』発売に向けてのメッセージを語って、トークイベントは終了となった。コメントは以下のとおり。短い時間ではあったが、開発エピソードなども披露され、ファンにとっては貴重なイベントとなったのではないだろうか。
「いままでのシリーズとは違って、年明け早々の発売となります。10周年記念作品ということで、いままでシリーズを支えてくれた皆さまへの感謝という思いもありますし、またつぎの『龍が如く 6』もお願いしますという意味も込めて、価格もふだんよりお安くしています。『龍が如く 6』の体験版も同梱されてますので、ぜひお手に取っていただければと思います」(横山氏)。