安全法案採決について新潟弁護士会会長がコメント まさかのあっさり具合が斬新すぎると話題に | ニコニコニュース

「おかしいだろ、これ。」
ねとらぼ

 9月19日未明に参議院本会議で安全保障関連法が採決が行われ、自民党、公明党、次世代の党などの賛成多数で可決されました。これに対し新潟県弁護士会が公式サイトで「安全保障関連法案の強行採決についての会長コメント」という声明・意見書を公開したのですが、その内容が斬新だとネットで注目を集めています。

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 声明書はたった10文字、「おかしいだろ、これ。」。この1文が太字で大きく書かれているだけで、あとは文末に日付と、コメント主である新潟県弁護士会会長・平哲也さんの署名が添えてあります。

 今回の採決では、野党が法案の成立を阻止しようと答弁時間を押して抗議する姿が相次いで見られました。タイトルに「強行採決」とあるので、この声明文でも採決について批判が濃く書かれているのでは……とファイルを開いてみると、「おかしいだろ、これ。」のみ。従来の声明文や意見書に比べ、めちゃくちゃ短くてさっぱりとした、だけど賛否どちらなのかはわかる内容に、「斬新だろ、これ。」と驚いてしまいます。

 ネットでは声明文に対し、「これは新しい!」「二度見した」「直球」「ド平易wwww」とシンプルすぎる内容に反応が多く上がります。「公式文書でこれは、なかなか秀逸」「採決の是非を議論する気はないが、このコメントはイカす」と称賛する人もいる一方、「『これ』というのはこの声明文のことですよね」「恥ずかしい声明出すなボケ」と批判する人も。

 新潟県弁護士会はこのコメントを出した9月19日、もう1つ「安全保障関連法案の採決強行に抗議し、同法の廃止等を求める声明」という声明文も同時に公開しています。こちらでは今回の採決を同会が「おかしい」と思う理由についてより詳しく説明されているので、「詳細知りたいだろ、これ。」と思った人は熟読してみては。