ブンデスリーガ第5節が19日に行われ、ダルムシュタットとバイエルンが対戦した。
昇格組のダルムシュタットは前節レバークーゼンを下し今シーズン初勝利を挙げ、波に乗ってホームに昨シーズン王者を迎える。バイエルンは日本代表MF香川真司が所属するドルトムントとともに開幕から4連勝。16日にチャンピオンズリーグ・グループステージ第1節でオリンピアコスと対戦したため、この試合ではFWロベルト・レヴァンドフスキやFWトーマス・ミュラー、DFフィリップ・ラームといった主力選手を温存して臨む。
バイエルンは9分、移籍後初先発となったキングスレイ・コマンのスルーパスを受けたアルトゥーロ・ビダルがエリア内右からシュートを放ったが、これは枠の右に外れた。さらに18分にはエリア手前左で得たFKをドゥグラス・コスタが左足で直接狙ったが、シュートはゴール左にそれた。
すると20分に試合が動く。コスタからのパスを受けたビダルがエリア外中央から右足を振り抜くと、強烈なシュートが右ポストをかすめてゴールネットを揺らした。ビダルの移籍後初ゴールでバイエルンが先制に成功する。
失点を喫したダルムシュタットは24分、カウンターでロングボールに抜けだしたドミニク・シュトロー・エンゲルがGKと1対1の局面を迎えたが、右足で放ったシュートはマヌエル・ノイアーに阻まれた。
前半を1点リードで折り返したバイエルンは後半早い時間に試合を決定づける。62分、鋭い切り返しでDFを振り切り右サイドを突破したセバスティアン・ローデが右足でマイナスのクロスを供給。このグラウンダーのパスに走りこんだコマンが右足ダイレクトで正確にボールを捉え、シュートをゴール左下に流し込んだ。さらに直後の63分、コスタが中央突破からローデにスルーパスを通すと、1度はポストに弾かれたシュートをローデが自ら詰めて、リードを3点に広げた。
ビダルとコマンに移籍後初ゴールが生まれ、ローデも今シーズン初得点を記録したバイエルンは、ダルムシュタットに反撃を許すことなく無失点で試合を終え、開幕からの連勝を5に伸ばしている。
次節、ダルムシュタットは22日にホームでブレーメンと、バイエルンは同日にホームでヴォルフスブルクと対戦する。
【スコア】
【得点者】