ET Newsは18日(現地時間)、韓国LGが「foldable AMOLED」パネルの量産開始に向けた準備を完了させつつある見込みと伝えています。
以前にLGが公開したディスプレイ製品のロードマップ
ET Newsによると、現在LGはとあるパートナー企業との提携の下に “foldable(折り曲げられる)” AMOLEDパネルの量産準備を完了させつつあり、このパネルは10万回以上の折り曲げ耐性を実現しているとのこと。残念ながら今回、そのパートナー企業の詳細については言及されませんでしたが、“世界的なソフトウェア企業” であるようです。
そのほか、foldable AMOLEDパネルの量産体制を整えるために必要となった数億ドル(数百億円)以上の投資費用は、LGとパートナーとによって折半されたことをET Newsは指摘しており、仮にそれが事実だとするならば、パートナー企業はかなりの経済力を持った有力企業であることになります。
サムスン製折り畳み可能スマホ「Project Valley」のコンセプト画像
なお数日前には、韓国サムスンから2016年1月にもfoldable AMOLEDパネルを採用した新型スマートフォンが登場する見込みと伝えられていますが(過去記事)、どうやらLG製のパネルは自社製品に採用されることはなく、あくまでも “他企業に供給するための製品” という位置づけになる模様。
また、謎のパートナー企業はサムスン製パネルの採用も視野に入れていたものの、最終的にはLGとタッグを組むことを決定したとされていることからも、LG製パネルの品質や完成度には期待しても良さそうです。
[ET News via Phone Arena]