The Korea Heraldは16日(現地時間)、韓国サムスンの提供する独自モバイル決済サービス「Samsung Pay」を一部の高級モデル以外の端末に対しても順次提供する予定であることが、同社幹部によって明言されたことを伝えています。
今回の発言は、サムスンのモバイル事業部門のトップを務める申宗均(Shin Jong-Kyun)氏の口から語られたもので、「Galaxy S6」シリーズや「Galaxy Note5」といった一部の最新高級モデル以外の端末においても、Samsung Payが将来的には利用可能になることが明確に示唆される形となりました。
しかしながら今回、同氏は具体的な機種名や提供時期への言及は避けており、残念ながら現時点で計画の詳細についてはほとんど判明していません。
なお、既に韓国国内においてはSamsung Payの提供は開始されていますが、今月28日より米国市場においても正式にサービスインを迎える予定であり、両市場でのサービス普及率および利用率いかんでは、ヨーロッパなどの巨大市場においても順次サービスが提供されることになるかもしれません。
また、独自の磁気式通信システムを利用することにより、ほとんどの “従来型の決済端末” において利用を可能とする点を最大の特徴としているだけに、「Apple Pay」や「Android Pay」といった強力なライバル達に食らい付くには、対応機種や機能性の充実を図ることが急務と言えそうです。
[The Korea Herald via Phone Arena]