ぐらっときたときに、もしも一人でお風呂に入っていたら。もしもトイレで用を足していたら……。大きな地震は一瞬で人を恐怖に陥れるものですが、もし入浴やお手洗いの最中だったらどうすべきか、あなたは想像したことがありますか?
世界で起こる地震のうち、約1/10が日本とその周辺で起こっているほど、地震大国である日本。地震が起きたときの対処法について、知識を持つことが必要です。
そこで今回は、浴室やトイレにいたときに地震が起きた場合の対処法について、東京都が作成した防災ブック『東京防災』にもとづいてご紹介しましょう。
■1:もしもトイレにいたら
トイレの中にいるときにもしも地震が起きたら、揺れで建物がゆがみ、扉が開かなくなって中に閉じ込められてしまう危険があります。そのため、まずはドアを開けるのが一番。さらにすぐに逃げられるように、廊下や玄関などの安全な場所に移動しましょう。
トイレの中にいた場合でなくても、扉が開かなくなってしまうことを避けるために、部屋の窓や戸、玄関のドアを開けて出口を確保することは、地震が発生したときに最初にやっておくべきことです。
ただし、慌てて家の外に出ると、ものが落下したり転倒してきたりする危険があるので、逃げるのは揺れが収まってからにしましょう。
■2:もしも入浴中だったら
入浴中は裸でいるため、鏡や電球などが割れて落ちてきたらケガしやすく危険。洗面器などを頭にかぶり、すぐに浴室から出て安全な場所に移動してください。
また気を付けたいのは足元。床にガラスや食器、家具などが散乱している場合がありますし、外へ逃げるにしても足を負傷しては歩けなくなるリスクが高まります。そのため裸足で歩き回ることは避け、底の厚いスリッパや靴下を履くようにしましょう。
■3:もしも自宅で一人だったら
自宅で一人でいるときに地震がおきたら、出口の確保のために部屋の窓や玄関の戸を開け、テーブルや机などの下に身を隠して、倒れてくる家具や落下してくる窓ガラスの破片などから身を守りましょう。寝室ならば枕や布団で頭を覆ってもOK。台所で火を使っていたら、揺れが収まった後にすぐに消火します。
万が一部屋に閉じ込められたり、ものの下敷きになって身動きできなくなったら、救助を求めるために大声を出したくなりますが、それは体力を消耗させて命の危険をおびやかすことになりかねません。硬いものを叩くなどして音を出し、自分がそこにいることを周りに知らせるようにしましょう。
また災害時に生理になったときの対処法は、「災害時に生理…どうする?“簡易ナプキン&おむつ”知っておきたい作り方」をご覧ください。
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