20日、イラン・テヘランで、ロウハニ大統領(右)から歓待を受けるIAEAの天野之弥事務局長(AP=共同)
共同通信社

 【ドバイ共同】イラン政府関係者は20日、共同通信に対し、首都テヘランを訪問した国際原子力機関(IAEA)の天野之弥事務局長が同日、核兵器開発疑惑があるテヘラン郊外のパルチン軍事施設を視察したと述べた。

 核兵器用の高性能爆薬の実験を実施した疑いが持たれているパルチン軍事施設をめぐっては、IAEAが8月、施設内の建物で拡張工事とみられる動きがあったとして、疑惑の完全解明を求める報告書をまとめたばかり。

 天野氏は視察に先立ち、最終合意を審議しているイラン国会の特別委員会に出席した。会合は非公開で詳細は不明。

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