Neowinは19日(現地時間)、米グーグルの低価格スマートフォン「Android One」シリーズが、ヨーロッパ市場における “生息域” を拡大したことを伝えています。
既に昨年末頃にはインドKarbonn製のAndroid One端末「Sparkle V」が初のヨーロッパ上陸を果たしましたが(過去記事)、今回新たにスペインのスマートフォンメーカーBQ製の新型端末「Aquaris A4.5」がスペインおよびポルトガル市場において発売されることとなりました。
なお、このAquaris A4.5は “第2世代モデル” の1つとなり、先述のSparkle Vを含む第1世代モデルと比較すると全体的なスペックが強化されているほか、新たに4G LTE通信への対応を果たしています。
以下は、Aquaris A4.5の主なスペック。
OS | Android 5.1.1 Lollipop |
ディスプレイ | 4.5インチ qHD(960×540)ディスプレイ |
SoC | MediaTek 1.0GHz駆動 クアッドコアSoC |
RAM | 1GB |
ストレージ | 16GB |
メインカメラ | 800万画素 |
フロントカメラ | 500万画素 |
ネットワーク | 2G / 3G通信 4G LTE通信 |
その他 | microSDカードスロット |
Android Oneスマートフォンの大きな特徴の1つとして、“購入時に実装されているOSの次世代バージョンまでは、確実に迅速なアップデート提供を受けられる” というものがあり、Aquaris A4.5もそれと同様となるため、近い将来に予定される「Android 6.0 Marshmallow」の正式リリースからあまり間を空けることなく次世代OSを利用可能になる見通しです。
また、昨年にインド市場で正式にデビューを飾ったAndroid Oneプログラムは、当の市場においては大いに苦戦していることが報じられていましたが(過去記事)、ついに昨月上旬にはおよそ50ドル(約6000円)以下の新型Android Oneスマートフォンを投入することにより、競争力の強化を図る計画が公式に明示されました(過去記事)。
インドにおける価格引き下げはもちろんのこと、今回のヨーロッパ市場における販路の拡大も、“新生Android Oneプログラム” にとっては今後を占うための重要な試金石とも言えそうです。
なお、Aquaris A4.5はスペインおよびポルトガル市場において、それぞれ169.90ユーロ(約2万3000円)と179.90ユーロ(約2万4000円)で販売されることとなります。