Disrupt SF 2015ハッカソンの優勝者はQuickActions。次点にPitchPalとHarvest | TechCrunch Japan

昨日のサンフランシスコ、Pier 70の夜は長かった。昨日は夏らしく美しい一日だったが、何百人ものハッカーは、パソコンの前で一日を過ごした。それは、私の大好きなDisrupt SF ハッカソンに参加していたからだ。初めて参加する者もいたし、常連のハッカーもいた。この大会の課題は、スマートで巧妙な面白いハックを24時間で作りあげることだ。

167の参加チームはそれぞれ開発したものを他のハッカーや私たち審査員を唸らせるために、1分間のプレゼンテーションを行った。ステージに彼らが登壇している間中、会場の興奮は冷めやらなかった。しかし、優勝賞金の5000ドルを獲得できるのは1チームだけだ。御託は抜いて、早速Disrupt SF 2015 Hackathonの優勝者を紹介しよう。

優勝: QuickActions

QuickActionsは3Dタッチの代替ツールだ。画面上のボタンを操作し、リンク先のプレビューを見たり、ショートカットを使用したりできる。例えば、LinkedInのアイコンの上にボタンを持って行くと、「自分のプロフィール、更新情報、編集」のアクションが表示される。「自分のプロフィール」を選択すると、プロフィール画面が開く。通常だと3回から4回タップしないとアクセスできない画面だ。

このチームは、Android OverlaysとリバースエンジニアリングでAndroidアプリのディープリンクを発掘して開発した。とても巧妙な仕組みだ。数週間後にもPlay Storeからアプリを入手できるようになる。

次点 #1: PitchPal

PitchPalは、公の場でのスピーチを向上したい時に使えるアプリだ。録音しながら正確にスピーチを書き起こしていくことで、例えば、ハッカソンで作ったものをピッチをする時とかに役立つ。また、ピッチ、スピーチ、プレゼンテーションの最中も、便利な分析やフィードバック機能で話し方を調整することができる。PitchPalはGoogleのSpeech APIで構築している。

次点 #2: Harvest

Harvestは穀物のストレス検知を行う低価格なセンサーだ。製作に50ドルもかからない。水に関連したストレスから穀物を守ることができる。端末はオートフォーカスのカメラで、赤外線フィルターを外し、別のフィルターを入れている。ドローンや飛行機に搭載することもできるし、今回は風船に付けていた。

Harvestはさらに赤外線画像を処理するウェブアプリも提供する。ウェブアプリから元の写真と分析した写真を比較し、「危険地帯」を把握できる。時期ごとに変化を確認することも可能だ。

Harvestのソフトウェアはランドサット画像や天気の情報を取り、賢い提案をすることもできる。

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(翻訳:Nozomi Okuma /Website/ twitter