【リエージュ共同】白紙撤回された2020年東京五輪の旧エンブレムをめぐり、ベルギー東部リエージュにあるリエージュ劇場の代理人弁護士は21日、国際オリンピック委員会(IOC)に使用差し止めを求めた劇場の訴えを取り下げる考えを明らかにした。

 劇場と共に提訴したロゴのデザイナー、オリビエ・ドビ氏は21日、共同通信の取材に訴訟を維持する考えを示した。22日に初回審理が裁判所で行われる予定。

 劇場とドビ氏は8月、佐野研二郎氏が手掛けた旧エンブレムが劇場のロゴに類似しているとして、リエージュの裁判所に提訴した。