宇宙飛行士の星出彰彦さんが国際宇宙ステーションで育てたメダカを調べた結果、微小重力では骨を溶かす「破骨細胞」が活性化していることが分かったと、東京工業大のチームが英科学誌に21日発表した。

 宇宙に長期滞在すると骨密度が減る現象が知られており、原因の一つの可能性がある。高齢化に伴う骨粗しょう症の解明にも役立ちそうだ。

 チームは、骨をつくる細胞と破骨細胞を蛍光色で見分けられるよう遺伝子操作したメダカを開発。ロシアのソユーズ宇宙船でステーションに運び、2012年10月から2カ月、星出さんらが日本実験棟きぼうにある特殊な飼育装置で育てた。

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