約1年半閉鎖していた名古屋市中区の大須演芸場が22日、リニューアルオープンし、初日のこけら落とし興行を前に、セレモニーが近くの大須観音で行われた。東西の人気落語家と地元の落語家が出席し、桂文枝・上方落語協会会長は「大須演芸場にいらっしゃーい」とおきまりのフレーズで、来場を呼びかけた。また柳亭市馬・落語協会会長は相撲甚句でオープンを祝った。セレモニー後、文枝さんらは近くの大須商店街を約40分にわたって練り歩き、沿道に集まった人々からの歓声に、笑顔で手を振って応じた。
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この日は、文枝さん、市馬さんのほか、東西から落語家の桂ざこばさん、桂文福さん、桂米團治さん、林家木久扇さん、三遊亭好楽さん、林家正蔵さん、林家三平さん、林家ぺーさん、林家木久蔵さん、三遊亭王楽さん、春風亭昇太さん、林家たい平さんらが駆けつけた。地元名古屋の落語家、雷門獅竜さん、雷門幸福さん、講談師の古池鱗林さん、江戸曲独楽の柳家三亀司さんも出席した。
大須演芸場は前席亭の家賃滞納にともなう建物明け渡しの強制執行で2014年2月に閉鎖していた。新生・大須演芸場は最高顧問を初代林家三平の妻の海老名香葉子さんが務める。23〜30日は「開場特別寄席」として、三遊亭円丈さん、柳家権太楼さんらが日替わりで出演。10月1〜10日は「十月寄席」として柳家さん喬さん、三遊亭歌武蔵さんらが日替わりで出演する。