記者会見するウォーカー米ウィスコンシン州知事=21日、同州マディソン(AP=共同)
共同通信社

 【ワシントン共同】来年11月の米大統領選に向けた共和党指名争いで有力候補の一人と目されていたウォーカー・ウィスコンシン州知事(47)が21日、選挙戦からの撤退を表明した。党予備選からの脱落はペリー前テキサス州知事に続き2人目。乱立する共和党候補の淘汰が本格化してきた。

 民主党が強いウィスコンシン州で保守的な政策を断行してきたウォーカー氏は共和党右派の支持を集め、一時は首位に浮上。7月に出馬表明したが、実業家トランプ氏(69)が席巻する中、支持率が急落していた。

 再起を懸けた今月16日の第2回共和党候補者討論会でも存在感を示せなかった。