ブンデスリーガ第6節が22日に行われ、バイエルンとヴォルフスブルクが対戦した。
ここまで5戦全勝と勢いにのるバイエルン。しかし、試合を先に動かしたのはヴォルフスブルクだった。26分、ユリアン・ドラクスラーの浮き球パスにエリア内右で反応したダニエル・カリジューリがワントラップしてから右足を振りぬくと、ボールは豪快にネットを揺らした。
38分、バイエルンがあわや失点というシーンを迎える。守護神マヌエル・ノイアーがセンターサークル付近まで飛び出してプレーすると、ヴォルフスブルクがボールを奪いハーフライン上からジョシュア・ギラヴォギが無人のゴールへロングシュート。しかし、これは僅かに右へ逸れた。
1点を追いかけるバイエルンは、ハビ・マルティネスとロベルト・レヴァンドフスキを投入して後半に臨んだ。
すると後半はレヴァンドフスキが圧巻のゴールショーを披露する。まずは51分、細かいパスワークからのこぼれ球を押し込んで同点とすると、1分後にはエリア手前から右足ミドルでチームに逆転ゴールをもたらした。
逆転に成功しても同選手の勢いは止まらない。55分、自身の放ったシュートがポストに直撃するもこぼれ球に素早く反応すると、2度目のシュートもGKにブロックされたもののもう1度押し込み、1点目から僅か4分間でのハットトリックを達成。
さらに2分後にはゴール前でクロスボールに合わせて4点目を挙げ、60分には右からのクロスが入るとジャンピングボレーでゴールへ突き刺し、スコアを5-1とした。
このまま試合は終了。レヴァンドフスキが出場から15分間で5得点の離れ業を披露し、バイエルンが逆転勝利を収めている。
なおブンデスリーガ公式ツイッターによると、レヴァンドフスキは同リーグ史上最速ハットトリック記録を更新した模様。途中出場で5得点を記録したことも、史上初の偉業だという。
次節、バイエルンは日本代表FW武藤嘉紀の所属するマインツと、ヴォルフスブルクは同DF酒井宏樹とMF清武弘嗣の所属するハノーファーと対戦する。
【スコア】
【得点者】