【ブリュッセル共同】欧州連合(EU)は22日、臨時の内相理事会を開き、欧州に難民や移民が多数流入する問題をめぐり、14日の理事会で合意できなかった難民ら12万人の受け入れを各国で分担する措置を賛成多数で決定した。EU外交筋が明らかにした。

 会議前、議長国ルクセンブルクは全会一致での決定を図る考えを示していたが、東欧諸国の反対が根強く、多数決とした。チェコ、スロバキア、ハンガリー、ルーマニアが反対。フィンランドが棄権した。

 受け入れの義務的な割り当てを訴える西欧と、拒否する東欧の間に深い溝を生んだ分担の議論は、多数決での決定でEU内にしこりを残しそうだ。

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