チェルシーを率いるジョゼ・モウリーニョ監督からベンチ入り禁止処分を言い渡されていた女性チームドクターのエヴァ・カルネイロ氏が、同クラブ退団を決定したことが明らかになった。22日、イギリスメディア『BBC』が報じている。
同メディアによると、チェルシーから現場復帰の要請があったものの、カルネイロ氏はクラブへ法的措置を執るためにこれを拒否したという。
現在42歳の同氏は、8月8日に行われたプレミアリーグ開幕節スウォンジー戦の行動が原因でチームから離れることとなっていた。
同試合の後半アディショナルタイム、ベルギー代表MFエデン・アザールがファールを受けてうずくまると、カルネイロ氏は治療のためピッチへ入った。そのためアザールは一度ピッチ外へ出なければならず、すでに退場者を出していたチェルシーは一時的に9人で戦うことになり、モウリーニョ監督が激怒。カルネイロ氏を痛烈に批判しベンチから追放している。