埼玉県熊谷市の6人殺害事件で、県警が、夫婦刺殺容疑で逮捕状を取ったナカダ・ルデナ・バイロン・ジョナタン容疑者(30)の母国ペルーに捜査員を派遣する検討を始めたことが23日、捜査関係者への取材で分かった。警察庁などと近く調整し、現地での捜査内容を協議する。
捜査関係者によると、ナカダ容疑者は身柄確保前に住宅2階から転落して意識不明となり入院中。県警は同容疑者が一連の事件に関与した疑いが強いとみており、動機や事件当時の心理状態などを把握するには、ペルーでも捜査の必要があると判断した。
捜査内容は、犯歴の有無の照会や成育状況、近況を知る親族への聞き取りなど。