GNOMEプロジェクトは9月23日(英国時間)、「GNOME 3.18 Released: Brings Big Improvements - GNOME」において、GNOMEの最新版となる「GNOME 3.18」の公開を伝えた。GNOME 3.18は6カ月にわたる開発の成果物とされており、772名のコントリビュータから2万5112のコミットが実施されたとされている。
「GNOME 3.18」の注目ポイントは次のとおり。
・光センサーに対応。対応するデバイスが搭載されている場合には状況に応じて自動的に輝度を変更
・テキストの選択、移動、貼り付け、編集といった操作をタッチスクリーンからシームレスに実行できるようにUXを改善
・ファイルマネージャに処理の進捗状況表示を統合
・Google Driveとの連携機能が強化され、Google Driveに直接アクセス可能に
・ベンダから提供されるファームウェアを適用する機能を改善
・カレンダーのカスタマイズ機能の改善
・開発機能の改善(ソースコードミニマムビュー機能、ショートカットオーバービューの追加、Python入力補完機能の実装)
GNOMEは広く利用されている統合デスクトップ環境で、Linuxカーネルを採用したディストリビューションの多くがGNOMEを主要なデスクトップ環境に採用している。
(後藤大地)