少し涼しくなってきましたが、まだまだ生野菜を使ったサラダがおいしいですよね。
サラダの定番野菜といえば「きゅうり」。
きゅうりといえば、生で食べるのが定番ですが、アメリカでは、現在、きゅうりの生食で大規模な食中毒事故が発生しています。
アメリカ疾病対策センター(CDC)によると、メキシコから輸入したキュウリに付着した「サルモネラ菌」によって、アメリカ各州にわたって食中毒が発生していることがわかっています。
9月22日までに確認された情報では、食中毒患者は558名。アリゾナ州、テキサス州、カリフォルニア州ではそれぞれ1名ずつ死亡者が発生し、現時点ではアメリカ全体で3名の死亡者が発生しています。なお、患者の半数以上が18歳未満の未成年者であることがわかっています。
食品関係業者は、全米33州にわたって、メキシコから輸入された8月1日から9月3日に発売されたきゅうりのリコールを発表。現時点では、事態の鎮静化について、完全な見通しが立っていません。
野菜で食中毒が起こるというのはイメージがわきにくいですが、実は深刻な食中毒事故を起こすことがあります。
7月26日の公開記事では、静岡県での花火大会で、「ひやしきゅうり」を食べたお客さん500人が集団食中毒を起こしたケースを解説しました。ちなみにこの事故では、総額2561万円にものぼる損害賠償訴訟が提起されています。
※実はジャーサラダも危険? 死亡するケースもある野菜の食中毒
http://getnews.jp/archives/1060307だんだん涼しい時期になってきましたから、食中毒のリスクは下がったと考えがちです。とはいえ、秋から冬場にかけても食中毒が起こることはありえます。
生野菜を食べる際は、よく洗ったうえに、清潔な食器に盛り付けて、調理後は早めに食べるように心がけたいですね。
※写真はイメージ 足成より http://www.ashinari.com/2009/04/26-017554.php
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