戦場…それは、ロボットの能力が発揮できるフィールドのうちのひとつ。
グーグルが買収したBoston Dynamics社のロボ犬「BigDog」は覚えていますか? 新種のロボ犬「Spot(スポット)」君が今年2月にお披露目、そして先日アメリカ海軍でさまざまな戦場シナリオで実験されました。
Spotは、BigDogより、さらに小柄な73kgになり、静かに、「歩く」「走る」「登る」といった単純な行動も進化し、四速歩行で困難な地形も進むことができるようになりました。ノートパソコンに繋がれたゲームコントローラーのようなもので操縦し、約500m離れた場所でも敵に隠れて操作することができます。
先日このSpotを使って、たとえば何かしらの危険な状況にある人間を調べにいくためにビルの中に送り込まれるといった戦場シナリオなど、森や都市などを想定したシチュエーションでテストされました。このテストは、DARPA(国防高等研究計画局)、そしてアメリカ海軍のMarine Corps Warfighting Labと共に行なわれました。
アメリカでは、ロボティクス部門は、軍用ロボット用途の話題がよく聞かれますが、アジアやヨーロッパでは、(たとえば日本のPepperなど)パーソナルロボットが注目されています。また産業用の外骨格、コンバットドローンなど、アメリカのロボティクス分野が他の国(日本やフランスなど)とは一線を画することを明らかにするようですね。
Spotのようなロボ犬は、今後人名救助に役に立つかもしれないし、偵察だけでなく、軍隊の安全を守るためにも役に立つかもしれません。
アメリカ海軍は「新しいテクノロジーを積極的に受け入れていく」としています。
source:US Marines via Ars Technica
Bryan Lufkin - Gizmodo US[原文]
(mayumine)