英Vertuは23日(現地時間)、2014年に発売された高級スマートフォンの後継モデルとなる「Signature Touch」を発表しました。
背面部の「ガルウィング」の下にはSIMカードおよびmicroSDカードスロットが搭載されている
このSignature Touchは昨年発売された同名の端末の第2世代モデルとなりますが、そのスペックはVertu史上最高と言える仕上がりを見せています。
以下は、Signature Touchの主なスペック。
OS | Android 5.1 Lollipop |
ディスプレイ | 5.2インチ フルHD(1920×1080)ディスプレイ |
液晶保護 | 第5世代 サファイアクリスタル |
SoC | Qualcomm 64-bit オクタコア Snapdragon 810 |
RAM | 4GB |
ストレージ | 64GB |
メインカメラ | 2100万画素(デュアルLEDフラッシュ・位相差AF) |
フロントカメラ | 210万画素 |
バッテリー | 3160mAh |
ネットワーク | 2G / 3G 通信 4G LTE 通信 |
ワイヤレス | Bluetooth 4.0 LE デュアルバンド Wi-Fi 802.11 a/b/g/ac NFC |
その他 | microSDカードスロット(最大2TB) 大型ステレオスピーカー(Dolby Digital Plus準拠) 急速充電機能(Quick Charge 2.0) ワイヤレス給電機能(Qi) |
外形寸法 | 155(W) × 74(D) × 10.8(H) mm |
本体重量 | 225 ~ 236g |
上記に加えて画像処理専用のプロセッサを内蔵するなど、2015年9月現在における他メーカー製のフラッグシップモデルにも決して引けを取りません。本体の外観部についても歴代の同社製品と同様に、世界屈指の超高級スマートフォンメーカーの名に恥じない高品質な高級素材が惜しげもなく使用されています。
さらに、この端末を購入するともれなく3つのサービスを利用する権利が付随してくるとのこと。24時間年中無休で専門スタッフによるサポートを受けることができる「Vertu Concierge」を18ヶ月間無料で利用可能となるほか、「Vertu CERTAINTY」と呼ばれる独自の通信暗号化サービスや「Vertu LIFE」と呼ばれる招待制イベントへの無制限の参加権を手にすることができる模様です。
新型Signature Touchには、カラーバリエーションや素材の異なる計8種類のバリエーションモデルが用意されており、最廉価モデルでもおよそ6500英ポンド(約118万円)、最高価モデルに関してはおよそ1万3700英ポンド(約249万円)で販売されます。
なお、Signature Touchは10月16日より一部市場において正式に発売される予定ですが、英国の老舗高級百貨店として名高いHarrodsなどの特定の店舗においては9月25日から10月8日にかけて先行販売されることになります。
これまで多くの高級端末を世に送り出す中で、徐々にその性能や完成度を高め続けてきたVertuでしたが、この新型Signature Touchにおいて、「超高級スマートフォンは低スペック」というかつての通念を完全に打破したと言えそうです。
[Vertu via Phone Arena]