CST、プロジェクト情報の共有を効率化したクラウドサービス開始 | ニコニコニュース

千代田システムテクノロジーズ(CST)は9月25日、プロジェクト管理に特化したクラウドサービス「CST PROJECT CLOUD」のサービスを開始した。価格は個別見積。

同サービスは、ジョイントベンチャーといった国際プロジェクトや本社・支社・工場・現場など複数拠点間のプロジェクト情報を効率的に共有することを可能としたほか、Oracle Primavera、ARES PRISM、Microsoft Sharepoint、AutoCADなどのグローバルスタンダードパッケージソフトをインターネットで活用できるため、マネジメントやエンジニアリング環境の構築が容易となっている。

また、プロジェクトマネジメントを支援する専用のプロジェクト・ポータルを標準で提供。スケジュールマネージメントやリソースマネジメントのためのPrimavera P6やプロジェクト・コスト、設計進捗管理、工事進捗管理ツールのPRISM G2といったアプリケーションを利用し、ドキュメントファイルサーバ機能、簡易チャット機能、アプリケーション・ユーザごとの利用履歴の確認機能をはじめ、プロジェクトの遂行に際して活用できる様々な機能を提供するなどマネジメントに特化したクラウドプラットフォームを有する。

さらに、プロジェクト管理のシステムの準備には時間を要し、通常はソフトウエアを選定した上でサーバを準備、セットアップなどが必要だが、これらのセットアップが不要となっており、利用開始まで最短1週間と早期の環境整備が可能となっている。

加えて、同サービスのバックボーンはLoadSpring社の提供する世界3000社、7万5000ユーザが利用する環境をCST専用にカスタマイズして採用し、24時間365日のサポート体制で国内外のユーザをサポート。また、英語でのサポートにも対応しているため海外とのJoint Ventureやコンソーシアム・プロジェクトにも適しているという。

そのほか、標準のアプリケーションに加え、同サービス上に顧客が開発・作成したプログラムを追加することもできる。また、APIやWebService を利用してクラウド上のシステムと社内のシステムを連携させることも可能。同サービスは教育やサポートなどを含んだワンストップサービスとなっているため、同社ではエンジニアリング、建設、製造業、政府、IT、金融をはじめとした様々な業界に対し提供していく。