モバイル上に好きなテーマでコミュニティ(フォーラム)を作れるAminoが早くもシリーズAで$6.5Mを調達 | TechCrunch Japan

モバイル用のコミュニティアプリを提供しているAminoが、今では同プラットホーム上で作られたアプリの種類(==コミュニティ/フォーラムの種類)が41にも達し、このほどシリーズAで650万ドルの資金を調達した。

1年あまり前に同社を取り上げたのは、165万ドルのシード資金の機会だった。そのとき協同ファウンダでCEOのBen Andersonは、従来からあるオンラインフォーラムの、モバイル版、スマートフォン版をやりたいのだ、と言った。ご存知のようにフォーラムはテーマ別のコミュニティで、たとえばそこにDoctor Whoが好きな人が集まったり、Kポップの好きな人が集まったりする。もちろん、Javaプログラミングや外国人の日本語学習などなど、シリアスな目的のフォーラムもたくさんあった/ある。

今日のAndersonはこう言う: “人びとが関心を寄せるテーマや話題はたくさんあるのに、モバイル上にはそれらの話題のまわりにできるコミュニティがない”。彼と協同ファウンダのYin Wang(Northeastern Universityの同窓生)も、Wangはアニメ、Andersonはロボットと、好きなテーマ/話題/趣味を抱えているのに、それらについて、世界中のみんなとおしゃべりしあう場所が、モバイル上にはない。

“今の世界は、友だちを作るならFacebook、仕事のネットワークならLinkedIn、そして自分と同じものが好きな人びとと出会うためならAminoだね”、とAndersonは言う。

同社のプラットホームの上に作られるコミュニティは、食品や音楽といった一般的なテーマのもあれば、League of LegendsSwiftiesなど特定性の強いものもある。Andersonによると、今いちばん力を入れているのが十代ユーザの獲得だ。過去1年で、Aminoの上の大きなコミュニティは、一回の滞留時間が20分から40分強に増えた。

AminoのアプリはiOS版とAndroid版がある。今は新しいコミュニティを作るペースを早めようとしており、昨年は25のコミュニティを作った。

今回のシリーズAはVenrockがリードし、前回の投資家Union Square Venturesも参加した。VenrockのパートナーDavid PakmanがAminoの取締役会に入り、さらに副社長のRichard Kerbyがオブザーバーとして加わった。

“ネットワークというものは、BBSやUsenetの昔から、コミュニティがキモだ”、とPakmanは言う。今は、ティーンもミレニアル世代も、伝統的なメディアから離れて、何でもモバイルでやるようになっている。Aminoは最初から一貫してモバイルオンリーの関心グループ(一つのテーマを共有するコミュニティ)が対象だから、投資家としてそこに魅(ひ)かれた”。

今回得られた資金は、研究開発と営業とマーケティングの強化拡大に充てられる。

“うちのビジョンは、世界中のさまざまな話題やテーマや関心事項を軸に、それぞれ、人びとを結びつける力がとても強いコミュニティを作っていくことだ。テーマは、テレビの人気番組でも、映画の連作シリーズでも、スポーツのチームでも、ビデオゲームでも、趣味でも、何でもよい。だから今後アプリの数が数万になっても、われわれは驚かない。Aminoというプラットホームのオープン性を今後も維持し、誰もが自分の好きなテーマでコミュニティを作れるようにしたい”、とAndersenは述べる。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa