NHK BSプレミアムで放送されてきた「笑けずり」最終回の生放送が9月25日に行われ、芸歴5年のザ・パーフェクトが勝ち残りチャンピオンになった。
【写真を見る】最終回までけずられずに決勝に残った(写真左から)ザ・パーフェクト、Aマッソ、ぺこぱの3組
「笑けずり」では若手お笑い芸人9組が富士の麓のペンションに集められ、共同生活を送り、その様子をスタジオの尾上松也らが見守る、お笑いの“テラスハウス”的番組。
彼らの元に中川家、サンドウィッチマンら笑いの“王者”たちが講師として訪れ、講義をするとともにハードなネタの課題を出す。若手芸人たちは与えられたわずかな時間でネタ作りをして審査員の前で新ネタを毎回披露。その結果を受けて毎回1組だけが“けずられ”ていった。今回削られずに残った3組が生放送の最終回への出演がかなった。
今回ネタを披露したのは、ぺこぱ、Aマッソ、ザ・パーフェクトの3組。準決勝では「夢」をテーマにしたネタを披露し合い、そこでぺこぱがけずられることに。
決勝戦ではお題は自由で、Aマッソとザ・パーフェクトの戦いとなった。
ザ・パーフェクトは“バスツアー”を題として、ボケを務めるハードパンチャー妹尾の演じる破天荒なバスガイドの言動に、ピンボケたろうの丁寧なツッコミで絶え間なく笑いを巻き起こす。
対するAマッソは“スタンプラリー”を題にした、一言一言が破壊力のある漫才を披露するも、ザ・パーフェクトが視聴者投票で10018対4949と2倍以上の票差をつけ、チャンピオンに輝いた。
ザ・パーフェクトは合宿生活ではずっと好成績を保ち続けた優等生コンビ。ピンボケたろうがAマッソの加納愛子に告白するなど、お笑い漬けのストイックな合宿生活の中で、違う意味での見せ場を作り、一部で話題となった。
ザ・パーフェクトは来年1月3日(日)にNHK総合で放送される「初笑い東西寄席」をはじめとした番組への出演権を獲得した。