米グーグルは24日(現地時間)、同社の提供するバーチャルアシスタントシステム「Google Now」が、従来以上に有能な存在へと進化したことを明らかにしました。
従来のGoogle Nowにおいては、「Deep Neural Networks(DNNs)」と呼ばれる音声入力処理技術を利用して、音声認識と認識した情報の処理を高い精度で実行することを可能にしていましたが、新たに「Recurrent Neural Networks(RNNs)」と呼ばれる新技術が実装されました。
また今回、音声入力処理のアルゴリズムがさらなる発展を遂げたことにより、全体的な処理の高速化および精度向上が実現したほか、騒音環境下での音声認識能力も強化されていることを、グーグルは強調しています。
グーグルによると、既に同社の提供する検索アプリ「Google」はAndroid OS版およびiOS版の双方において、今回の変更が適用されているとのこと。
米アップルの提供する「Siri」や米マイクロソフト自慢の「Cortana」とは異なり、Google Nowには明確な人格が与えられてはいませんが、どこまでも機械的な口調と対応をむしろその個性や魅力として着々とその能力や機能性に磨きがかけられているようです。