英語の勉強をしたことがある人なら誰でも、「彼」はHe、「彼女」はSheであると知っているでしょう。
性別をあらわすこの人称代名詞は英語の基本ですが、近年このHeやSheがどちらにも属さない「第三の性」を持つ人々に混乱を与えていることもまた事実です。
このような人々が快適に大学生活を送れるように、アメリカのテネシー大学が「Ze」という新しい人称代名詞を用いるようにと学生たちに推奨しています。
この「Ze」は性別を限定しないニュートラルな人称代名詞となっていて、第三の性を持つ人のみならず、学生全員、教職員全員がお互いを呼ぶときに使用すると良いとされています。
テネシー大学では他にも、学校に提出する書類では誕生したときとは違う性別を選べたりするなど第三の性を持つ人に配慮したさまざまな対策がなされているそうです。
アメリカが同性婚を認めたニュースは世界に衝撃を与えましたが、そのために新しい人称代名詞を使う大学までもがあらわれたことに驚きを覚えます。
http://www.foxnews.com/opinion/2015/08/28/call-me-ze-not-university-wants-everyone-to-use-gender-inclusive-pronouns.html