インターネットの普及とともにさまざまなものが進化したが、ゲームもしかり。オンライン上で仲間を募って交流するのが定着したオンラインゲームも、今やリアルと連動することで“おトク”になれるものまでが登場している。
【写真を見る】「Tの世界」では、自分の住む現実の街を再現したり、上手く工夫してドット絵を作るなど楽しみ方はさまざま
リアル連動とは、プレイ中にゲットしたアイテムやポイントが現実世界で手に入り、実際に使うことができるという、遊ぶ楽しみだけでなく現実に得をしてしまう優れモノだ。注目すべきゲームやその内容など、真相を探ってみた！
まずは、「売ってるジャガイモとまるっきり違って、皮が薄くてホクホクでした！また育てて品物をゲットしたい」と絶賛の声が相次いでいるのが、ゲームで育てた野菜や果物が実際に届く「畑っぴ」。賛同を募り、今では全国200軒以上の農家と契約を提携し、月に約4000個の作物が届けられているとのこと。
選ばれた農家の作物は、見た目はフツーでも食べてみると違いが分かる、質の良さにこだわった品ばかり。実際に食べてその美味しさを知り、個人的に購入したいと農家に直接問い合わせる人が相次いでいるそうだ。
次に紹介するのが、テレビ番組でも紹介され、会員数も20万人を突破したオンラインクレーンゲーム「NETCH(ネッチ)」。1ゲーム当たり105円相当のポイントを購入し、画面にリアルタイムで表示されている実物のクレーンゲームを遠隔操作。
ネットが使えればどこでも、都市部のゲームセンターにしか置かれないような最新の景品を入手できるのが人気の理由だ。フィギュアをはじめ、調理器具や菓子まで、毎月350種以上の非売品の代物が用意されている。ゲットした景品は、1個から無料で全国配送してくれるのもありがたい！
そして、Tカード連動のゲーム「Tの世界」ではTポイントを貯めることができる。TSUTAYAをはじめ、ドトールなど75種類の全国Tポイント提携店舗でTカードを提示して買い物をすると、「Tの世界」の中の街に実在する店舗や建物を建てることができるという街づくりゲームだ。ゲームを進めると出現する宝箱(最大1000ポイント)や、10月中旬から始まる「ハロウィンランキング2015」などのキャンペーンイベントでアイテムを集めた数に応じてTポイントが当たるガチャ券がもらえる。さらに実店舗とのコラボキャンペーン開催時は、報酬として商品クーポンもあるというからお得だ。現在なんと45万人が登録している。
プレイすればするだけユーザーにとっておトクなチャンスが得られるオンラインゲーム。中にはふるさと納税でも話題になっている“ご当地グルメ”がもらえるゲームもある。それが、ゲーム上でアイテムをGETして全国各地の名産品が当たる「まちおこしすごろくゲーム ごちぽん」。このゲームは地域活性化にも繋がっているのも特徴だ。
人気の秘密は、一切課金なしの完全無料という点とその種類の多さにある。現在までに、賛同企業は全国で1500社を数え、約2000アイテムを提供。およそ140万人が登録しているが、毎月約6000人が当選しているという。また、ゲーム内のキャラクターが持つ「スキル」を駆使することで、移動回数が増えるなどの戦略性もある。イベントも途切れることなく開催され、現在は「秋の味覚を味わおう 大ふくびき大会」が実施中だ。
“食欲の秋”や“味覚の秋”ともいわれるこれからの季節。そこで「ごちぽん」で当たるおすすめ賞品を紹介しよう。まずは「松阪牛すき300g」(寿美家和久)。極上肉の甘味と香りが味わえる。また、ぎっしり身の詰まった「元祖カット済み生ずわいガニ1.2kg」(増米商店)も人気。そして、みかん作りに200年もの歴史を誇る愛媛県宇和島市吉田町の「つちやまの吉田みかん5kg」(フレッシュつちやま)など、フルーツもそろう。
元々「『ゲームで地域を“体験”してもらい、今まで知らなかった地域を好きになってもらう』、それを実現できるメディアを作りたいと思い、このアプリを開発した」そうだ。当初はイメージのみで参加企業を募らなければならず苦労したそう。しかし旅行やグルメ好きに浸透し、「リピーターが急増した」などの実績を積み上げ、現在では「地方創生・PRのために、一緒に何かできませんか？」という話が企業側から来るとのこと。
さらに規模拡大を予感させるこのゲーム。今からでも遅くはないので、参加してみてはいかがだろうか。【東京ウォーカー/記事提供＝週刊ジョージア】
※記事の内容は、無料スマホマガジン「週刊ジョージア」から一部抜粋、再構成したものです