ＶＷ新トップ、経産省出向経験も ポルシェのミュラー氏
【ニューヨーク共同】フォルクスワーゲン（ＶＷ）の経営トップの会長に就く傘下の高級スポーツカーメーカー、ポルシェのマティアス・ミュラー会長（６２）は、グループの高級車ブランド、アウディの商品開発などで実績を積み、ＶＷグループの将来を担うエリートとして期待されてきた。１９９０年代前半に日本の通商産業省（現経済産業省）に出向した経験を持つ。
ＶＷグループの商品開発トップを経て、２０１０年にポルシェ会長に就任。新型モデルを積極的に投入し、販売を伸ばした。ポルシェの１５年上半期（１～６月）の世界販売台数は前年同期より２９・８％増と好調だ。
