「スーパーマン」のジミー・オルセン役 ジャック・ラーソンさん、死去 | ニコニコニュース

ご冥福をお祈りします - ジャック・ラーソンさん - Frederick M. Brown / Getty Images
シネマトゥデイ

 1950年代のテレビドラマ「スーパーマン」でジミー・オルセンを演じたジャック・ラーソンさんが亡くなったと New York Times などが報じた。87歳だった。

 ジャックさんは1951年にジミー・オルセン役をオファーされたとき、イメージが固定化されることを怖れ、ちゅうちょしたという。エージェントがおそらくテレビ放映にこぎつけることはないだろうと言ったことで役を引き受けたそうだ。ところがドラマはヒットし、1952年から1958年まで放送され、ジャックさんが怖れていた通り、番組終了後もジミー・オルセンのイメージを拭い去ることはできなかったという。

 同じような役にキャスティングされ続けた彼は、俳優から製作側に職を替え、劇作家、プロデューサー、脚本家として活躍。舞台では、「チャック(原題) / Chuck」「ザ・キャンディード・ハウス(原題) / The Candied House」などを執筆。映画では『受胎の契約/ベビー・メーカー』『再会の街/ブライトライツ・ビッグシティ』などをプロデュースしている。

 ジミー・オルセン役のために俳優を辞めたジャックさんだったが、この役をとても大切に思っていたという。この頃のことを聞きたがるインタビューにも気軽に応じ、「スーパーマン」関連のテレビドラマ「新スーパーマン」「スーパーボーイ(原題) / Superboy」やコマーシャルも快く引き受けたそうだ。

 ジャックさんは映画『チャイナ・シンドローム』『ペーパー・チェイス』でアカデミー賞にノミネートされた脚本家のジェームズ・ブリッジスさんの長年のパートナーで、1958年からジェームズさんが亡くなる1993年まで一緒にいたことで知られる。(澤田理沙)