リーガ・エスパニョーラ第6節が26日に行われレアル・マドリードとマラガが対戦した。
レアル・マドリードは開幕節こそ引き分けたもののその後4連勝を飾ると、前節バルセロナが敗れたことで首位に浮上。5連勝と首位キープをかけてホームでの一戦に臨む。対するマラガは今シーズンここまでの5試合で得点なしと大苦戦を強いられており、強敵相手のアウェーゲームでなんとか勝ち点を持ち帰りたいところ。
試合開始早々から攻勢に出たレアル・マドリードは6分、左サイドをドリブルで突破したマルセロが速いクロスを供給。これにエリア内のクリスティアーノ・ロナウドが合わせたがシュートは枠の上に大きく外れた。さらに8分、右サイドのダニエル・カルバハルが上げたアーリークロスにC・ロナウドが頭で合わせてゴールネットを揺らしたがこれはオフサイドの判定となり、得点は認められない。
序盤こそ立て続けにチャンスを作ったレアル・マドリードだったがマラガの守備陣が徐々に落ち着きを見せ始めると攻撃がやや停滞してしまう。ようやくチャンスを作ったのは30分。右サイドのカルバハルからニアサイドのC・ロナウドにクロスが渡ったがヘディングシュートは枠の右に大きく外れた。33分にはエリア手前右のヘセ・ロドリゲスがカットインから右足で狙ったがGKカルロス・カメニがファインセーブを見せ得点を許さない。
さらに35分、カウンターからC・ロナウドが一気にエリア手前左に抜け出しそのまま左足でシュートを放ったがここもGKカメニがしっかり防いだ。対するマラガも42分、右サイドのノルディン・アムラバトからのクロスにエリア内でマークを振り切ったフアン・カルロスがフリーで飛び込んだがあと一歩届かず、シュートに繋げられなかった。その後もレアル・マドリードが何度かチャンスを作るも得点には至らず、スコアレスのまま試合は前半を折り返す。
後半も先にチャンスを作ったのはレアル・マドリード。47分、右サイドのカルバハルがドリブルで敵陣深くまで持ち運びふわりとしたクロスを上げるとファーサイドのC・ロナウドがワンバウンドしたボールをハーフボレーで蹴り込んだが、GKカメニが素晴らしい反応でこれを防いだ。49分にはマラガにチャンス。まずはエリア手前で得たFKをレシオが直接狙いゴールを脅かすと、GKケイラー・ナバスが弾いたボールを繋いで今度はアドナン・ティガドゥイニが右足でミドルをねらったがこのシュートは惜しくもゴール左に外れた。
59分、なかなか得点が奪えないレアル・マドリードがアクシデントに見舞われる。ヘセ・ロドリゲスがシュートの際に右足のふくらはぎを痛め負傷交代を余儀なくされ、代わってマテオ・コヴァチッチが投入された。それでも猛攻を続けるレアル・マドリードは64分、65分と立て続けにC・ロナウドがシュートチャンスを迎えるが枠を捉えられず得点には至らない。我慢の時間が続くマラガは70分、ティガドゥイニを下げてフアンピを投入した。すると直後の72分、マラガに決定機が訪れる。アムラバトがエリア内左に送ったパスはDFにカットされたが、こぼれ球を自ら拾いフリーの状態でゴール正面からシュート。しかしこれはわずかに枠の右に逸れてしまう。
ピンチを切り抜けたレアル・マドリードは71分、ベンゼマのシュートのこぼれ球にイスコが詰めたが、GKがファンブルしたボールをゴールライン上でDFがなんとかクリアし、マラガはここも失点を逃れる。ところがその直後のプレーでボールをキープしようとしたアムラバトの肘がマルセロの顔に当たってしまい、主審はレッドカードを提示。マラガは数的不利を強いられることとなった。
終了間際の90分にはルカ・モドリッチからの折り返しをイスコがゴールに流し込みネットを揺らしたが、モドリッチがオフサイドポジションいたとして得点にはならない。アディショナルタイムにも相手ゴールに迫る場面を作ったが最後まで1点が遠く、試合は0-0のまま終了。レアル・マドリードの連勝は4で止まり、一方逃げ切ったマラガは今シーズン初の勝ち点を獲得した。
レアル・マドリードは次節、30日のチャンピオンズリーグ・グループステージ第2節、マルメ戦を挟んで、10月4日に敵地でアトレティコ・マドリードと、マラガは同日にホームでレアル・ソシエダと対戦する。
【スコア】